【新日本】DOUKI 金丸義信の〝薄っぺらい王者〟発言に反論「薄いなりに星新一のショートショート」

公開調印式に出席したＤＯＵＫＩ

新日本プロレス２９日の神戸大会で金丸義信（４８）とのＶ２戦に臨むＩＷＧＰジュニアヘビー級王者のＤＯＵＫＩ（３２）が、挑戦者の挑発に反論した。

両者はこの日の前日公開調印式で対峙。「こんなレベルの低いチャンピオン相手に何もねえよ」と毒づく金丸に対し、ＤＯＵＫＩは「前回（１１日、仙台）のチャレンジャー、石森太二は王者として超えないといけない相手だった。金丸義信は俺にとってプロレスラーとして超えなきゃいけない相手だと思っている。勘違いしないでほしいのは、そこにエモい感情は一切ないということ。超えなきゃいけない相手を、現王者として超える。それだけだ」と敬意を評した。

金丸からはシリーズを通じて「薄っぺらいチャンピオン」と挑発を受けてきた。これに対しＤＯＵＫＩは「まず薄っぺらいって言葉に対して。確かに俺よりもキャリアも経験もある金丸義信は広辞苑かもしれない。でもな俺は薄いなりに、星新一の『ショートショート（ＳＦ短編集）』だ。分かるか？ 広辞苑より薄いかもしれないけど、たくさんいろんな要素がある。俺なりにいろんなものがそこに詰まってる。俺はそれを駆使してこの男を超えるつもりだ」と、分かりそうで分からない例えで必勝を誓った。

神戸はちょうど１年前に金丸が「Ｊｕｓｔ ５ Ｇｕｙｓ」を裏切り「ハウス・オブ・トーチャー（Ｈ．Ｏ．Ｔ）」に電撃加入した因縁の地だ。「ここまでＨ．Ｏ．Ｔとさんざんやってきてて、何も用意せずに試合する奴はいないんじゃないか？ でも、対戦相手は金丸義信。そんな余計なことを考えて勝てる相手じゃないと思ってる。まずは俺のプロレスでこの男を超えることを考えたい」と、鈴木軍時代から共闘してきたかつての盟友との王座戦に闘志を燃やしていた。