【阪神】岡田監督 140試合目でアレンパ消滅…「やっぱり菅野やろ、結局は」

神宮球場を引き上げる阪神・岡田監督

阪神は２８日のヤクルト戦（神宮）に２―７で完敗。同日に行われていた広島―巨人戦（マツダ）で巨人が勝利して優勝を決めたため、球団史上初となる虎の連覇への夢は１４０試合目にしてついえた。

試合後、報道陣の前に姿を現した岡田彰布監督（６６）の表情はいつもより柔和だった。昨季に続くリーグ制覇へ自信をみなぎらせて臨んだ今季だったが、始まってみれば苦戦続き。「今季最大の誤算は？」と問われると「打てんかったことや、前半（戦）に。チグハグもな。エラーにしても（要因は）いっぱいあるよ」と答えた。

宿敵・巨人への印象については「やっぱり菅野やろ、結局は。菅野であれだけ貯金をつくったことが大きいよ。そこに尽きるよな」と劇的な復活を果たしたＧのエースを称えた。

今後はクライマックスシリーズ、そしてその後に待つ日本シリーズへの進出をにらむフェーズへ移行する。９月に入り打線の状態が上向いているだけに、期待も膨らむが「そらオマエ、９月は上向いても１０月はアカンようになるかも分からんやん。そんなんオマエ、打線なんてずっと調子ええわけないんやから」。リアリストの岡田監督らしく、楽観的な見解が入り込む余地をこの日も許さなかった