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【蒲郡ボート・中京スポーツ杯】吉田拡郎が圧勝V「蒲郡は一番嫌いな水面だったけど、今は一番好き」

東スポWEB / 2024年9月28日 22時49分

優勝トロフィーを手に、満面の笑みの吉田拡郎

ボートレース蒲郡の「中京スポーツ杯争奪 蒲郡ボートキング決定戦」は28日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の吉田拡郎(42=岡山)がインからトップスタートを決めて逃げ圧勝。今年3回目、通算57回目の優勝を飾った。

チルトを0・5度に跳ねた谷野錬志が5コースから伸びたが、インでコンマ05の快ショットを決めていた吉田を脅かすには至らず、勝負は一瞬のうちについた。快勝劇にも吉田から「少し緊張していた。人気に応えられてホッとしています」と意外な言葉が出たのは、仕上がりに不安を抱いたまま決戦を迎えたから。

「準優(の足色)が良くなかったんでペラ調整をしたけど、舟足は初日や3日目(のイン戦)方が良かった(笑い)」

納得の足には戻らなくても「スタートは行くつもりだった」と自慢の速攻力で外の5艇をねじ伏せた。72号機は前節の小野達哉も優出(6着)に導いていたが、吉田にとっては「自分の引き出しにはない形のペラ」。自然と調整は手さぐりになったものの「舟足が良かったのは、このペラのおかげだと思う」と小野にも感謝する。

参加メンバー中、今期勝率ナンバーワンの吉田が予選トップ通過から準優→優勝戦と逃げ連発の王道V。昨年の蒲郡GⅠ68周年記念の覇者でもあり「蒲郡は一番嫌いな水面だったけど、(成績が)上がってきたんで今は一番好き(笑い)」とニッコリ。続けて「今年は記念で活躍できていないので、これを機にガンガン行きます!」

今後は記念のあっせんがめじろ押しとあって、この優勝を弾みに、まずは10月3日開幕の浜名湖GⅠ71周年記念でV争いに加わるつもりだ。

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