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【巨人】阿部監督 キャリア1年でセ制圧の手腕…早くも原前監督の17年超える〝長期政権〟望む声

東スポWEB / 2024年9月29日 5時8分

不調に陥っても浅野を起用し続けた指揮官は「若い子に優勝争いを経験させたかった」と明かす。特に浅野については「バントもヘタそうだけど、やらせる。成功体験もどこかで作らせないといけない」。自身の経験からシーズン終盤のギリギリの戦いこそが最高の栄養になると知り尽くしているからこそだった。

投手では自身の二軍監督時代の教え子でもある5年目・井上温大投手(23)をローテに起用。「力がないことは知っている」など厳しい言葉をぶつけ続け、将来の左のエースとして〝愛あるスパルタ〟で鍛え上げた。

チームの勝利も決して自分の手柄にはしなかった。「みんなたぶん意気に感じてやっていると思うし。『こういう優勝争いができるってことは、みんなが頑張ってきたんだからだ』と言った」(阿部監督)。あくまでも選手のおかげとしてきた。

試合を重ねるごとに決断の早さに磨きもかかった。二軍監督時代に原前監督の「すごみ」として挙げたのは「決断力」。20年9月から9月から一軍に昇格し、前指揮官の隣でサインも伝達した。その時の経験を阿部監督は「原監督の決断力のすごさには心底驚かされた」と語る。先々の展開を読んで準備をし、即座に決断する。代打起用でも阿部監督の想定よりも早かっただけでなく、的中させる前指揮官の姿に「あの決断力はすごく勉強になりました」と感服しつつも血肉に変えた。

監督としてはまだ「76勝」。球団歴代1位となる原前監督の「1291勝」、同2位の川上哲治監督の「1066勝」、同3位の長嶋茂雄終身名誉監督の「1034勝」は、はるかに先だ。これからCS、そして日本シリーズと大勝負が待っている。指揮官が一戦一戦、勝利を重ねて球団の歴史に不滅の名を刻む。

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