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【ソフトバンク】山川穂高が『醍醐味』と語るヤクルト村上宗隆との争い「勝つかどうか」

東スポWEB / 2024年9月29日 6時13分

不動の4番・山川穂高

優勝が決まっても主役の座は渡さない――。パ・リーグを制したソフトバンクは28日の日本ハム戦(エスコン)に6―7の逆転サヨナラ負け。終盤8回に打線が3点差をはね返してリードを奪ったが、逃げ切れなかった。

結果的に空砲となったが、4番・山川穂高内野手(32)がさすがの存在感を放った。3点を追う8回、池田の150キロ外角真っすぐを強振。逆方向に高々と舞い上がった打球は、敵地のファンで埋まった右翼席へ消えた。リーグ独走の34号3ランで球場の雰囲気は一変。その後、柳町の勝ち越し打で一時逆転に成功した。9回に6番手・岩井が相手の驚異的な粘りに屈し、最後は悔しい幕切れとなったが、鷹が誇る不動の4番が貫録を示したゲームだった。

チームはこれで日本ハムに7連敗。今季の通算成績は11勝12敗1分けとなり、カード最終戦を前にパ5球団すべてに勝ち越しての完全制覇の可能性がなくなった。すでにクライマックスシリーズ(CS)進出を決めている日本ハム。CSファイナルステージで対戦する可能性のあるライバル相手に後半戦終盤に黒星続きという事実は、気持ちのいいものではない。周囲からは自然と不安視する声も上がり始めている。

試合後、山川は強い口調でこう言った。「まったく、関係ない」。足を運んだ鷹党に白星を届けられなかったことは悔やんだが、日本ハム戦7連敗という事実を重く受け止めることはしなかった。「そもそもギーさん(柳田)とコンちゃん(近藤)がいないじゃないですか。相手で言えば清宮、レイエスがいないみたいな話。まるっきり違う。全員いて負けていたらアレですけど」。取り立てて不安を煽る必要はないと言わんばかりに、どこまでも冷静だった。

チームは8試合を残してリーグ優勝を決めた。ここまで34本塁打、98打点はともにダントツ。残り5試合、パ打撃2冠へ「取り切りたい」とモチベーションは高い。加えて山川はこうも言った。「もちろんムネ(の結果)は見ています。村上に勝つかどうかってのは、そういう勝ち負けはないですけど、村上が追いついて(これで)僕が1本(本塁打数で)上回ったんですかね。また村上が打つと思う。そういうのを見ながらやるのが醍醐味」。球界を代表するスラッガーらしく、狙うは〝12球団トップ〟の称号。セ・リーグの本塁打、打点で2冠を走るヤクルト・村上宗隆内野手(24)の成績を逐一チェックしながら野心的に戦っていることを明かした。

開幕から全試合、ドッシリと4番に座る山川。成績と言動がともなって、チームに大きな安心感をもたらしている。

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