旧ジャニがＮＨＫ紅白復帰か 流れを変えた「補償問題進展」と「ＫーＰＯＰ不発」

関連会社の代表職から退いた藤島ジュリー景子氏

旧ジャニーズ事務所のグループが今年のＮＨＫ紅白歌合戦に出場するのではないかという情報が流れている。

昨年は故ジャニー喜多川氏の一連の問題を受けて１９７９年以来、４４年ぶりに出場者ゼロ。今年４月に新会社「ＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ」が始動したものの、創業者一族である藤島ジュリー景子氏が複数の関連会社の代表に就いたままだったことから、経営の分離ができていないとしてＮＨＫは「新規の出演依頼を行わない方針」だった。

だが、９月に入って流れが変わったという。

被害者への補償問題が進み、ジュリー氏もすべての関連会社の代表から退いた。ＮＨＫにとって出演をＮＧにする理由はなくなりつつあるのだ。

９月１８日のＮＨＫ稲葉延雄会長の定例会見ではＳＴＡＲＴＯ社タレントの新規起用について「現時点で従来の方針に変わりはない」と繰り返した一方で「総括的に判断していい時期を迎えつつある」と起用再開に前向きな考えも示した。

ある芸能関係者の話。

「補償問題が進んだからといって、いきなりＧＯサインを出すわけにはいかないという判断があったようです。ただ、紅白の出場発表までにはその進展状況を認めた上で、ＧＯサインを出す方向でも検討されています」

そんな変化がみられたのも、昨年ＫーＰＯＰ勢を増やした結果、視聴率がワーストを記録したという背景がある。

「同じような企画で放送すれば、さらなる視聴率低下を招きかねない。それこそ紅白の存続すら危ぶまれる。ＮＨＫ側がＳＴＡＲＴＯ社のタレントを求める状況ができつつあります。ＳＴＡＲＴＯ社側もＮＨＫに出られないという状況をいつまでも続けるわけにはいかないのです」（同）

一部ではＳｎｏｗ Ｍａｎの出場も報じられているが、今年の紅白はどうなるのだろうか。