1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

ダルビッシュ有が独占告白 大谷翔平とPS初激突なら「僕はうれしいですね」

東スポWEB / 2024年10月2日 11時34分

インタビューに答えるダルビッシュ有

ドジャースの大谷翔平投手(30)がメジャー7年目で初のポストシーズン進出を決め、パドレス・ダルビッシュ有投手(38)との対決が注目されている。そのレジェンド右腕を人気コラム「メジャー通信」でおなじみの青池奈津子氏が独占直撃。ダルビッシュは世界一を争うライバルでありながら後輩の大谷に金言を贈るだけでなく、ドジャース時代の苦い記憶を思い返しながら大舞台での初対決に意欲を燃やした。

「日本の時もポストシーズン(PS)だったら経験してると思いますし、WBCもポストシーズンのようなものなので。あれを見てても、今(9月の活躍を)見ててもそうですけど、たぶんあんまり普段とパフォーマンスは変わらない。それによって落ちるとかは思わないので、逆に気持ちが高ぶって調子が上がりそうな気はしますけど、僕は」

ドジャー・スタジアムで9月26日(日本時間27日)に行われたパドレス最終戦のダッグアウトで、ダルさん(と呼んだことはないのだが、親しみを込めてそう記させてほしい)が残してくれた「大谷翔平初のPSはどうなると思うか?」に対する言葉だ。

他の選手たちも語る同じ見解をとてもストレートに表してくれていると思った。その前には自身の初体験についても聞いたのだが、ダルさんは「メジャーでは1年目だったので、ワイルドカード1試合のゲームで投げたんですけれども、まだルーキーでしたし、すごい選手たちばかりだったので、緊張するとかそういう間もなく投げていたのは覚えています」と話してくれた。
12年前のその試合はオリオールズとのワンゲーム・プレーオフで、7回途中まで奮闘するも味方打線が援護できず、レンジャーズは1回戦敗退。「もうあまり覚えていないですね」と申し訳なさそうな顔をしたが、ある意味で彼が清算できた思い出なのかなと思った。

そして次の言葉に心をひどく揺さぶられた。

「思い出深いって言ったらなんですけど、記憶に残るのは、やっぱりドジャースの時のワールドシリーズですね。2017年の。やっぱりすごく苦い、苦しい思い出だったので、自分としても家族としても。いいものあんまり覚えてないもんなんですよね、野球している人って。だからそれは覚えていますね」

あの日を、私も覚えている。静まり返るスタジアム。漏れるため息。「まさか」という現実への強い拒絶反応。ダルさんの悲痛な表情。その後に発覚するアストロズの不正…(※)。

いろんな場面が脳裏をよぎり、切れ味のない質問をしてしまったのだが、ダルさんはペースを変えるでもなく、それまでと同じ柔和なトーンで「乗り越えるというか、やっぱりメッセージとか、ドジャースのファンの人とかもすごかったので。見ないようにはしていましたけど、街中で会ったりしてもすごい変なこと言われたりとかってのはあったので。それはちょっと嫌でしたね」。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください