那須川天心 初タイトル戦前に連ドラ出演で批判も 「まず自分のことを考えてみろ」と一蹴

批判を一蹴した那須川天心

ボクシング７大世界戦が行われる興行（１３、１４日、東京・有明アリーナ）の２日目にＷＢＯアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦で同級２位ジェルウィン・アシロ（２３＝フィリピン）と対戦する同級１位・那須川天心（２６＝帝拳）が２日、都内の所属ジムで公開練習を行った。８日にスタートするＴＢＳ系連続ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」に出演することが報じられ、インターネット上での批判の声を一蹴した。

ドラマには毎話異なる役で全話出演する那須川。３ラウンドのスパーリングなどを終えた後、「これ（公開練習）は番宣なんで。今後の人生が決まる役者デビュー」と冗談を飛ばし、試合が近いこともあって、まだ撮影は残っているが「大変でした」と振り返った。

だが、ボクシングに専念すべきなどの批判の声も出ている。それに対しては、「書いている人は、まず自分のことを考えてみろと。あなたは２４時間仕事してますか。格闘技もずっと練習してはいない。（練習は）決まったところでやって、（撮影は）その間にうまくやっている」と反論。続けて、「１０年ぐらい言われている。むしろもっと言ってください」と笑い飛ばした。

試合で好勝負を見せればドラマにも好影響を与えそうだが、「こっち（試合）がメインですから」と強調。その一方で、「いろんなところから知られるのは大事。そこからものにするかは自分次第」とボクシング以外の活動の重要性も訴えた。リングの中でも外でも暴れ回って盛り上げる。