【大相撲】お気に入りは「家系」と「二郎系」 正代が〝ラーメンパワー〟で完全復活目指す

秋巡業に参加した正代

大相撲の幕内正代（３２＝時津風）が〝ラーメンパワー〟で完全復活を目指す。

秋場所では１０勝を挙げ、２場所連続で２桁白星をマーク。熊本出身でご当所となる九州場所（１１月１０日初日、福岡国際センター）では、三役復帰の可能性もある。正代は好調の要因について「単純に前に出る相撲が増えた。先場所は連敗しても、早い段階で気持ちを立て直せた。調子が崩れるようなケガもなかったし、後半に動きが鈍くなることもなかった」と自己分析した。

元大関で優勝経験もある実力者は、角界内で屈指のラーメン通としても知られている。その中でもお気に入りは豚骨しょうゆベースで太麺が特徴の「家系」と、豚骨ベースのスープにたっぷりの野菜と背脂が入った「二郎系」だという。

「大学時代から二郎系にハマっていて、いつも豚マシラーメン（チャーシュー麺）大盛りの麺硬めで、無料トッピングで『ヤサイマシ、アブラ』をコールする。卓上にニンニクがある時は、途中の〝味変〟で入れる。部屋の若い衆も連れて行く時もあるし、本来なら週１で行きたいけど、それを食べると夜まで何もできなくなる（苦笑い）。家系も一番食べに行っていた時は、週３で食べていた」と熱くラーメン愛を語った。

正代は２日、神奈川・相模原市立総合体育館で開催された秋巡業に参加。九州場所に向けて「番付も上がってきているし、いつも以上に期待されていると思う。その期待に応えられるようにしたい」。大好物をエネルギーに変え、大関復帰の足がかりをつくる。