【欧州ＣＬ】レアルが敵地でリールに０―１完敗 指揮官「良いところを見せられなかった」

敗れたレアル、喜ぶリール（ロイター）

欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）１次リーグ第２戦（２日＝日本時間３日）、昨季優勝のレアル・マドリード（スペイン）が、敵地でリール（フランス）に０―１で敗れた。

連覇へ向けて９月１７日の初戦は、シュツットガルト（ドイツ）にホームで３―１で快勝したが、この日はフランスの強豪を崩し切れなかった。得点を奪えないまま前半アディショナルタイムに失点。相手シュートがＭＦエドゥアルド・カマビンカのハンドを誘い、与えたＰＫを決められた。

１点を追う後半。同１２分に負傷明けのＦＷキリアン・エムバペ、ＭＦルカ・モドリッチを投入したが、流れを変えることができない。終盤にＤＦアントニオ・リュディガー、途中出場のＭＦアルダ・ギュラーがチャンスを決め切れず、今季公式戦初黒星。さかのぼれば、公式戦３７試合ぶり、ＣＬでは１５試合ぶりの敗戦となった。

スペイン紙「マルカ」によると、試合後の会見でカルロ・アンチェロッティ監督は「今日の試合に対する批判は公平で正しく、それを受け入れなければならない。我々は良いところを見せられなかった」。

その一方で「ダービーだった前回の敗戦から上向きになった。この敗戦も上昇のきっかけになるかもしれない」と前を向いた。

指揮官の言うダービーとは、１月１８日に昨季のスペイン国王杯４回戦でアトレチコ・マドリードに２―４で敗れたときのこと。Ｒマドリードは敗戦から上昇気流に乗ることができるか。