【AEW】オカダ・カズチカがブライアン・ダニエルソンに移籍後初のピンフォール負け 世界王座奪取ならず
東スポWEB / 2024年10月3日 12時25分
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」5周年記念大会(10月2日=日本時間3日、ペンシルベニア州ピッツバーグ)で、元新日本プロレスのAEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカ(36)がAEW世界王者ブライアン・ダニエルソン(43)に同団体入団後初のピンフォール負けを喫した。
オカダとブライアンは過去2回のシングルマッチで1勝1敗。昨年6月の新日本プロレスとAEWの合同興行(カナダ)ではブライアン、今年1月の新日本プロレス東京ドーム大会ではオカダに軍配が上がっている。ラバーマッチはお互いが保持している王座がかかる大一番となった。オカダの保持するコンチネンタル王座はタイトルの性質上、最初の試合時間20分以内での決着でしか移動しない条件下だ。
今年3月のAEW入団後、初めて団体最高峰王座に挑んだオカダは序盤、ブライアンの左腕攻めに苦しめられた。ダイビングエルボードロップから中指式レインメーカーポーズで挑発し、レインメーカーを狙ったがこれを切り返されるとブライアンの関節技に捕獲される。何とかロープに逃れてもブサイクニーを浴びてしまう。
しかしオカダは場外へ避難してカバーを許さない。ここで試合時間20分が経過し、コンチネンタル王座の防衛が確定。オカダにはブーイングが浴びせられるなか、動じることなく場外でツームストーンパイルドライバーをさく裂させ試合の流れを引き戻した。
一進一退の攻防からブサイクニーを回避してレインメーカーさく裂させたオカダだったが、それまでのダメージが深くカバーにはいけない。エルボー合戦から掟破りのブサイクニーを発射すると、ブライアンも掟破りのレインメーカーで応戦して互いに一歩も譲らない。
ならばとオカダはファイヤーマンズキャリーの体勢で担ぎ上げ、変型のネックブリーカーを発射。ショートレンジラリアート連発して勝負に出た。ところがここでブライアンと敵対するクラウディオ・カスタニョーリとPACがリングサイドに姿を現す。カスタニョーリの存在に一瞬気を取られた間にブライアンの回復を許すと、レインメーカーをかわされ逆さ押さえ込みで3カウントを奪われてしまった。
よもやの逆転負けにオカダはぼう然とした表情を浮かべ、直後に怒りを爆発させた。ブライアンを背後から急襲しレインメーカーでKOすると、コンチネンタルのベルトを手にカスタニョーリに中指を立てながら退場。タイトルの防衛には成功したものの、AEW移籍後初のピンフォール負けを喫し、団体最高峰王座取りのチャンスも逃す格好となった。
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