青木真也が大麻逮捕の木村“フィリップ”ミノル断罪「手を差し伸べるのも無理」 格闘技界に影響
東スポWEB / 2024年10月4日 5時5分
もう救いようがない。格闘家の木村〝フィリップ〟ミノル容疑者(31=ブラジル)が3日に大麻取締法違反容疑で逮捕されたことを受け、〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が今回の騒動をぶった斬った。
木村容疑者は1日に、東京・西東京市で警察官から職務質問を受けた際、大麻を含む植物片を所持していた疑い。オープンフィンガーグローブキックイベント「FIGHT CLUB.2」(5日、会場非公表)でYA―MANと対戦する予定だったが、試合は中止となった。
木村容疑者は、昨年6月とその後再び行ったドーピング検査で陽性となり、騒動を起こしたばかりだった。取材に応じた青木は「ドーピングは競技のルール。でも、大麻は社会のルールだし法律だから。問答無用でダメ。もう笑えないよね…」と落胆。その上で「マトリじゃなくて職務質問で捕まってるから、要は挙動不審で捕まっているわけじゃん。もう救いようがないでしょ」と厳しい口調で言い放った。
今年3月には、木村容疑者と同じジムの「Battle―Box」に所属する鹿志村仁之介が、大麻取締法違反の疑いで逮捕された(後に不起訴)。これを踏まえて青木は「同じジムの鹿志村も大麻で捕まった。不起訴だったけど、それも含めてジム全体で問題があるし、自浄作用がない。自分たちで律するのがないから非常に危ない。この(格闘技)業界全体で引き締めろ」と警鐘を鳴らした。
「FIGHT CLUB.2」自体は開催の方向で調整中だが、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」によるPPV配信は中止となった。青木は「木村以上のカードは用意できない。大会にも穴を開けているわけだから、もうこの業界には戻れないよね」とした上で「手を差し伸べるのも無理だよ。業界が手を差し伸べたらもう一回やるから。ちゃんとダメなものはダメ、いいものはいいってしないと。そうやって、手を差し伸べてきた結果がこれだって。ドーピングをおもしろおかしくイジっていたマスコミとか俺たちも責任があるから。業界全体で気を引き締めろって」と繰り返した。
この日、DDTのKO―D無差別級王座を保持する青木は東京・新宿フェイス大会に出場。20日後楽園ホール大会でのHARASHIMAとのV2戦に向けた前哨戦で高鹿佑也と組んで、HARASHIMA&上野勇希と対戦。自軍の高鹿が次期挑戦者から3カウントを奪われた。
一線を越えてしまった木村容疑者の行動で、業界全体に波紋が広がっていきそうだ。
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