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【おむすび】看護師が不適切発言 「虎に翼」に反する〝ジェンダーバイアス〟か

東スポWEB / 2024年10月4日 11時55分

結を演じる橋本環奈

4日に放送されたNHK連続テレビ小説「おむすび」第5話は、ヒロインの高校1年生・結(橋本環奈)が、拒絶していた博多ギャル連合(ハギャレン)と「友達」になる展開が描かれた。

きっかけはギャル4人組の1人、スズリンこと鈴音(岡本夏美)が街頭でティッシュらしきものを配布中に倒れたこと。偶然出くわした結は、憧れの「風見先輩」(松本怜生)と一緒だったため通り過ぎたが、気になって引き返す。病院にも付き添い、それを知った他の3人とも距離が縮まった。

倒れた原因は栄養不足だった。看護師は「栄養バランスを考えたメニューです。お母さんに作ってもらってください」と鈴音に紙を差し出した。鈴音は受け取らず、代わりに手にした結が渡そうとすると、「いらん」。父を亡くし、借金を抱える母親は仕事を多数掛け持ちして忙しいと打ち明けた。

X(旧ツイッター)には、「お母さんいない子もいるでしょう?」「良いのか? 家族構成や家庭内の役割はそれぞれだし」「お母さんがじゃなかろうて…お父さんでもいいやろ…」と看護師の言葉は配慮に欠けているとの指摘が視聴者から寄せられた。

このドラマは平成元年生まれのヒロインの成長を描く青春グラフィティと銘打っている。「私作る人、僕食べる人」CMの騒動は昭和のこと。ドラマは現在平成16(2004)年の設定で、すでに「料理=女性」という決めつけには疑問が唱えられていた時代だ。

とはいえ、看護師のような性別役割分担の意識が少数派だったわけでもない。「お母さんに作って」とあえて言わせることで、当時の実相を描こうとしたのか。そうでなければ、前期朝ドラ「虎に翼」のメッセージに反するような〝ジェンダーバイアス〟的コメントということになる。

「虎に翼」では「女の幸せ=結婚」に主人公の寅子は「はて?」と声を上げ、法律家への道を歩み始めた。平成にして「料理=お母さん」はナゾが残るセリフとなった。

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