小籔千豊 石破新首相の所信表明に落胆「言うてることちゃう」「もう何やってん…」

石破茂首相（左）と小籔千豊

お笑い芸人の小籔千豊が４日、関西テレビ「とれたてっ！」に出演。石破茂首相の所信表明演説についてコメントした。

石破氏はこの日、就任後初めての所信表明演説を衆院本会議で行った。自民党派閥の裏金事件に関し「国民の政治不信を招いた事態について、深い反省とともに触れねばならない」と陳謝。「国民からの信頼を取り戻し、すべての人に安心と安全をもたらす社会を実現する」と決意を示した。一方で、総裁選中に意欲を示していた日本版ＮＡＴＯの創設や日米地位協定の改定は言及されなかった。

この演説について政治ジャーナリストの青山和弘氏は「３５点」と辛口採点。「これまで言ってきたことが封印された」「自民党の大勢に従わざるを得ないという判断がはたらいた」と厳しく指摘した。

それを受け小藪は「僕も総理大臣になったら、それまでワーっと勢いよくええこと言うてても、なんか周りに気使うて間取ったようなこと言うて。『お前こんなん言うたら俺ら離れるぞ。次自民党２つに別れたら、お前総理でも何でもなくなんねんぞ』って言われたら『は、はあ…』ってなるんかもわからないですけど」と新首相の心境を推察。

その上で「こんなに言うてることちゃう風にするんやったら、総裁候補者の話し合い（討論会）とか何で見せられててん？というか。どうせこの中でなったら、『数の力で負けて言うてることも変えるんやろな』と思ったら、次もし総裁候補の話し合いあっても『誰がどんな嘘つくか、メモっとこ』みたいな嫌な目線でしかないというか」と首を傾げた。

続いて「本来ならば『俺が全部決めるし、ええことしますねん！』言うてやってくれたら（拍手して）『おおー！』ってなりますけど。なんか気使って負けるんやったら、もう何やってん…っていう」と首相へ強いリーダーシップを求めていた。