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「真実を語れ!」石破首相の所信表明にヤジの嵐 野党代表も酷評「スカスカ」「ないないづくし」

東スポWEB / 2024年10月4日 18時29分

所信表明演説を終えた石破首相

石破茂首相は4日に衆参両院の本会議場で、就任後初めてとなる所信表明演説を行った。

冒頭で石破首相は「全身全霊をささげ、日本と日本の未来を守り抜く。政治資金問題で失われた政治への信頼を取り戻し、納得と共感をいただきながら、安全安心で豊かな日本を再構築する。それが政治の責任です」と述べた。

自民党〝政治とカネ〟問題については、収支報告書に不記載があった同党議員1人ひとりに反省を求め、自身も説明責任を果たす意向を示し「さらに透明性を高める努力を最大限していくことを固くお約束申し上げます」と強調した。

一方、演説を始めた直後から、野党議員からの激しいヤジに見舞われた。

演説の終盤、自身が自らネーミングした「納得と共感の政治」について「政治を信じていただいている国民の皆さまが、決して多くないことを私は承知していおります」と説明した上で「どうせ分かってはもらえない。そのうち忘れてしまうだろうなどと思ってはいないでしょうか」と述べると「真実を語れ!」などとヤジが激しくなった。

これに石破首相は大声で「勇気と真心をもって真実を語り、国民の皆さまの納得と共感が得られる政治を実践することにより、政治に対する信頼を取り戻し、日本の未来を創り、日本の未来を守り抜く決意です」と述べた。

終了後、立憲民主党の野田佳彦代表は国会内で取材に応じ「近代まれにみるスカスカの所信表明演説ではないか。地方創生の交付金倍増は具体的だったが、選挙前のばらまきのような感じです。そのほかは抽象的な表現が多すぎて、国民の信頼を問うとするならば、何を問うのかわからない」と述べた。

日本維新の会・馬場伸幸代表は「薄っぺらく、具体的な言及やパッションがない、『ないないづくし』の所信表明演説だった。国民の視点に立った発言がすべて封印され、政策にもまったく生かされていない」とコメントした。

国民民主党の玉木雄一郎代表は自身の「X」(旧ツイッター)で「石破総理の所信表明演説を聞きましたが、石破カラーがなくなり、完全に脱色されていました。あれほど主張していたアジア版NATOも、地域協定見直しも、平壌と東京に連絡事務所を作る話も一言も言及がありませんでした。自民党を変える前に石破さんの方がどんどん変わっています。代表質問で確認します」とした。

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