【ソフトバンク】栗原陵矢が連日の〝駆け込み勲章〟20発 小久保監督の91勝も手助け

６回に両軍唯一の得点となる20号ソロを放ったソフトバンク・栗原陵矢

ソフトバンク・栗原陵矢内野手（２８）が４日のロッテ戦に「３番・三塁」で先発出場し、２０号ソロを放った。チームは１―０で勝利し、一発が貴重な決勝弾となった。

連夜の〝駆け込み勲章〟だ。栗原の試合前時点での本塁打数は「１９」。シーズン最終戦で大台の「２０」に乗せることができるかが注目された。

時は両チーム無得点のまま迎えた６回に訪れた。先頭打者として打席に入った栗原は、カウント１―１からの３球目、唐川のカットボールを捉えると、打球は右中間テラス席へ。記念すべき２０号ソロは貴重な先制弾となった。

前日の楽天戦（みずほペイペイ）では球団タイ記録となる４０二塁打を放った栗原。連夜の記録達成、それもシーズンラスト２試合というギリギリの状況で決める勝負強さは、まさにプロだ。

栗原は「２５本を目指してスタートしましたけど、前半戦の自分の感じであったりとか、いろんなことを踏まえて２０本いけたのは良かった」と数字を振り返った。

小久保監督はこの日の勝利で新人監督の最多勝利を更新する９１勝目を記録。栗原の一発が指揮官の〝駆け込み勲章〟にもつながる結果となった。

最終戦セレモニーでは小久保監督から「栗原は二塁打王になりましたが、本当のタイトルではありません。来年頑張ってもらいます」とゲキを飛ばされる場面も。まずは短期決戦に向けて状態を上げていく構えだ。