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【ソフトバンク】山川穂高が完全フィットできた理由 王会長が入団直後に伝えた成功のヒント

東スポWEB / 2024年10月5日 6時9分

シーズン最終戦を終えファンの声援にこたえるソフトバンク・山川穂高 

リーグ優勝を決めているソフトバンクは4日のロッテ戦(みずほペイペイ)に1―0で競り勝ち、5連勝でレギュラーシーズンを締めくくった。就任1年目の小久保監督は新人監督として歴代最多となる91勝をマーク。4年ぶりの栄冠に花を添えた。

開幕から4番に君臨した山川穂高内野手(32)がチーム唯一の全試合出場を果たした。34本塁打、99打点は2位に大差をつけ、タイトル獲得は確定的。三笠GMが「右の長距離砲というチームの補強ポイントを完璧に埋めてくれた」と評したように、覇権奪回の立役者だった。

厳しくも温かみのあるメッセージに応えるシーズンだった。「会長と初めて食事に行った時に、第一声で『ゴールデングラブ賞を取りなさい』と言われたんです」。入団直後に交わした王貞治球団会長(84)とのやり取りをそう回想した山川。叱咤激励の真意を受け止め、受賞の有力候補に値する守りでチームの信頼を勝ち取った。

王会長は柔和な笑みを浮かべ〝GG獲得指令〟の意図をこう説明した。「打つ方はいいんだ、打てるんだから。でも、中村(晃)の代わりにファーストを守るとなったら、ゴールデングラブ賞を取るって気持ちでやらないと。中村はゴールデングラブだからね。守りは大事。今の野球は打つだけじゃダメだから」。山川の加入でポジションを追われた中村晃は、昨季まで一塁手として4年連続でゴールデングラブ賞を獲得。名手には及ばなくとも、守備への取り組みを問われる。ホークスの真の一員として認められるための近道を提示した愛のある叱咤激励だった。

「彼なりに一生懸命やって、いいプレーをしていたよ」(王会長)。完璧に鷹にフィットし、MVP級の活躍を見せた山川。世界の王からFA砲に示された成功への道しるべがあった。

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