中日ナインから続々エール ＳＫＥ４８新センター・熊崎晴香のド根性ヒストリー

記者としての活動中に何かあっては事務所にもファンの人たちにも申し訳が立たない。「中日ドラゴンズは注目度の高い球団なので週刊誌に書かれないように気を付けて」。軽い気持ちで発した言葉だったが、アイドル活動に全身全霊で打ち込んでいる人に対して失礼な発言だったとすぐに気付かされた。

「私はＳＫＥ４８のセンターを目指しています。ファンの人たちとこれまで積み重ねてきたものを壊すようなことは絶対にありません。安心してください」。

記者の無粋な問いかけに笑顔で打ち返してきた言葉の中には応援してくれる人たちとの厚い信頼関係、グループを背負う覚悟、アイドルとしての誇り、その全てが詰まっていた。

ＳＫＥ４８の第１１代センターとなった熊崎には中日ナインからも続々とエールが送られている。「本当にドラゴンズを好きで、選手をちゃんと立てた取材の仕方、質問をしてくれる。アイドルというよりも記者という感じがしてすごくいい子だと思います。センターはそれだけの実力がないとできないこと。日頃の頑張りが周りに認められてなったということはすごい事だと思います。頑張ってと伝えてください！」（涌井）「僕はアイドルはあまりわからないけど、何回も取材してもらっている熊崎さんはわかるので、ユーチューブでチェックします。応援してますよ」（柳）「僕が言える立場ではないですけど、以前もインタビューでお世話になっているので、頑張っていただきたいですね」（根尾）

熊崎の取材を受けた守護神のライデル・マルティネスは「告白心拍数」のミュージックビデオを見ると「メチャメチャカワイイネ！」と日本語で大絶賛。満面の笑顔で「脈拍ダンス（脈を計るような振り付けになっている『告白心拍数』のダンス）」のポーズを取ってくれた。

ＳＫＥ４８は１０月５日で１６周年を迎えた。「ＳＫＥ４８の顔になれるようにもっともっと頑張っていきたいです」と新センターはメラメラと燃えている。１０月から朝のワイド番組「ドデスカ！」（メ～テレ）土曜日のコメンテーターを務めることも決定。ＳＫＥファンだけでなく中日ナインの間にも応援の輪が広がっている熊崎晴香が名古屋の朝を盛り上げてくれそうだ。