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同点3ランの大谷翔平の集中力「振り返れと言われても思い出せないくらい集中していた」

東スポWEB / 2024年10月6日 15時40分

山本由伸(左)と大谷翔平

大谷翔平(30)の豪快弾でドジャースがパドレスとの地区シリーズ第1戦を7―5で逆転勝利した。山本が初回に3失点したものの、2回に大谷が先発シースから同点3ランを右翼席に叩き込み、再び勝ち越された4回にはTヘルナンデスの適時打などで逆転に成功。大事な初戦をモノにした。

初のポストシーズンを5打数2安打3打点1本塁打と上々の滑り出し。大歓声に包まれた大谷は「雰囲気自体がすごい興奮と熱気で、ただただ楽しいなっていうゲームでした。ブルペンも打線の繋がりも素晴らしかったと思う」と喜びを口にし、3回を5安打5失点で無念の降板となった山本に「初戦で硬くなると思うし、その中で由伸も悔しいと思うが、また切り替えて頑張ると思う」とエールを送った。

高めストレートをとらえた打球速度約180キロの豪快弾。シーズンからの好調を持続させ「(シースは)素晴らしい投手ですし、なかなか失投も少ない。難しいボールだったけど、いい形でヒットできてラッキーだった。自分として特別だったかなと思う。興奮する中で自分のスイングをしたかった。1打席目(左飛)も打ち取られたけど、感覚は悪くなかったので継続した。集中しているので振り返れと言われても思い出せないくらい1打席1打席、しっかり集中できていた」と自信をのぞかせた。

「1年間戦い抜いてきたファンの人たちとポストシーズンを戦うのは、WBCとは比べられないけど、同じくらい特別なことだったと思う。長いシーズンも短期決戦も難しさはある。初めての経験だけど、楽しく素晴らしかった」。「楽しみたい」を実戦しての白星発進。その表情は充実感に満ちていた。

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