【阪神】粟井一夫球団社長が岡田彰布監督の退任とフロント入りを発表 後任には触れず

阪神・岡田彰布監督

阪神・粟井一夫球団社長が、６日に兵庫・西宮市内で報道陣の取材に応対。岡田彰布監督（６６）の今季限りでの退任と来季のフロント入りを発表した。

「岡田監督の今季限りでの退任、来季のフロント入りを公表させていただきます」と切り出し、「１０月３日でレギュラーシーズンが全部終了し、今日は初めて全員が揃って練習ということで。ＣＳ、日本シリーズに向けてさあ行くぞというところ。このタイミングで公表させていただいて、一丸となって戦ってもらおうということです」と説明した。

岡田監督は就任１年目の昨季にリーグ制覇、日本一を達成し、２年目の今季はセ・リーグ２位に終わったものの、最後まで巨人との首位争いを繰り広げた。粟井社長は、来季の詳細なポジションについて明言を避けたが、「これだけの実績のある監督でいらっしゃるので。監督がやっていただいたことで、今のチームに備わった無形の力みたいなものもあると思います。そういったものも含めてお力を借りながら、次のシーズンを戦っていきたいなと思います」と期待を込めた。

１２日に開幕するＤｅＮＡとのＣＳファーストステージ（甲子園）前の監督退任発表。チームへの影響も心配されるが、粟井社長は「全く影響がないということはないと思いますけど。期待するのは逆に１つにまとまってもらって、絶対勝つぞという雰囲気になってほしいなと。監督もそれを望んでおられると思います」と語った。また、後任については「然るべき時期が来れば公表します」と話すにとどめた。