小泉進次郎選対委員長 就任後初の応援演説で警視庁が厳戒〝豊洲封鎖〟

衆院東京１５区で自民党支部長に就任した大空幸星氏（左）の街頭演説に駆け付けた小泉進次郎選対委員長

自民党の小泉進次郎選対委員長が６日、東京・豊洲で行われた大空幸星（こうき）氏（２５）の街頭演説会で、応援演説を行った。

自民党は先月末に衆院東京１５区に新人でＮＰＯ法人「あなたのいばしょ」理事長の大空氏の擁立を決定。この日、初の街頭演説会の開催で、駆け付けたのが同じく選対委員長に就任してから初の応援演説となる小泉氏だ。

「なんとしてでも勝たせたい。その思いで来た。私は総裁選に負けましたが、私が負けても大空さんを勝たせたい。大空さんにしかできないことを皆さんに知ってもらいたい」と集まった３００人近い聴衆に呼びかけた。

「今までの自民党だったら手を挙げてくれなかったような人材が必要で、その象徴の一人。大空さんと仕事ができる。自民党が変わるという景色を想像するだけで、私はワクワク」と声を弾ませた。

一方、この日は先の総裁選同様の厳戒警備態勢が敷かれた。ホームセンター前での演説会で、街宣車の周りは鉄柵でガードされ、警察官やＳＰが物々しく周辺を固めた。

衆院東京１５区は４月の衆院補選で、つばさの党が妨害行為を繰り返し、公選法違反で逮捕にまで至った騒乱の地とあって、小泉氏の初陣で失態があってはいけないと、警視庁が過剰反応した格好だ。演説会開始に合わせて、車両の通行を止める道路封鎖の交通規制まで行ったことで、「やり過ぎ」との声も出ていた。