ＰＳで先発陣に明暗…パドレス・ダルビッシュは「驚異的」ドジャース・山本由伸らは「期待外れ」

７回１失点の好投を見せたダルビッシュ有

ドジャースとパドレスによるナ・リーグ地区シリーズは、６日（日本時間７日）までドジャー・スタジアムで行われた２試合を１勝１敗の五分で終えた。

この日はパドレス先発のダルビッシュ有投手（３８）が７回１失点の好投。２回に犠飛で１点を失ったものの多彩な球種を自在に操って１０―２の大勝に貢献するとともにポストシーズンで５勝目をマークし、元ヤンキースの田中将大（現楽天）に並ぶ日本選手最多勝利となった。

米スポーツサイト「アスレチック」は「ダルビッシュは３８歳だが、年齢を感じさせない驚異的な投手だ。１２度目のプレーオフでおそらく最高のＰＳ登板となった」と絶賛した上で「必要となればダルビッシュがこのシリーズの決定戦に登板することになるだろう。これはいいオプションだ」と収穫大を強調した。

一方、本拠地で２連勝を逃したドジャースの投手陣には厳しい評価だ。「山本由伸とジャック・フラーティは唯一信頼できる先発投手となるはずだったが、彼らでさえも期待外れだった」。前夜（５日＝同６日）に先発した山本は自身に勝敗こそつかなかったが、３回５安打５失点で降板。この日先発したフラーティも６回途中５安打４失点で、初回からタティスに先制ソロ、２回にはペラルタに２ランを浴びて序盤から劣勢の展開を強いられた。

８日（同９日）からは戦いの場をパドレスの本拠地ペトコ・パークに移して３、４戦目が行われる。短期決戦の行方は果たして――。