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大谷翔平が狙われる?パドレスとの報復合戦で懸念される最強打者への〝飛び火〟

東スポWEB / 2024年10月8日 5時6分

パドレス選手の挑発に怒ったドジャースファンが暴走し試合が中断。マウンドのダルビッシュは試合再開を待ち続けた

報復合戦の被害者にならなければいいが…。ドジャースは6日(日本時間7日)の地区シリーズ第2戦で、パドレスに2―10で惨敗。対戦成績は1勝1敗となったが、それ以上に不穏なのは両チームに漂う遺恨だ。パドレス側から始まった挑発的なプレーにドジャース側が与えた死球で因縁はさらに深まり、最強打者である大谷翔平投手(30)への故意死球も懸念される事態になりつつある。

大谷が待ち焦がれたポストシーズン(PS)の舞台が、危険な香りを放っている。3点差を追うドジャースが7回の攻撃に入ろうとしたところ、異常事態が発生した。

ドジャー・スタジアムの左翼席最前列にいたドジャースファンがパドレスの左翼手・プロファーに向かってボールを投げつけ、別の場所からも空き缶などが次々とグラウンド内に投げ込まれて試合は約10分間中断。試合後のロバーツ監督も「ここで1000試合以上見てきたが、初めての事態。二度と起きてはならない」と暴走した自軍ファンに言い放ち、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」も「歴史的に悪い評判がさらに汚された」「数人の悪質な者がいただけで、チャベス・ラヴィーンには不良が集まる場所だという不正確で有害な物語をさらに助長した」などと厳しく断罪した。

ただ、ファンが暴挙に出た伏線はパドレス側にあったという。MLB公式サイトによると、初回のドジャースの攻撃でベッツが放った左翼席への飛球をプロファーが〝ホームランキャッチ〟。打球の行方が際どくベッツはガッツポーズを作っていたが、プロファーはファンの心情を逆なでするようにバックステップを踏み、グラブに収めた球を返球した。ベッツや大観衆はすっかりぬか喜びされた格好だ。

この挑発的行為が発端となり、両軍は徐々にヒートアップしていった。6回にドジャース先発のフラーティが先頭打者のタティスに死球を与えると、プロファーと捕手のスミスが口論。主砲のマチャドはベンチから右腕に向かって声を荒らげた。そして無死一、二塁で迎えた直接対決ではフラーティがマチャドを空振り三振に仕留めると、マウンド上から放送禁止用語を叫びまくって険悪ムードがますます広まった。

試合後にはフラーティが「6回の先頭で当てる理由がない」と故意による死球を完全否定。だが、収まらないのがチームメートにぶつけられたパドレス側だ。タティスへの死球に直後から怒りをあらわにしていたマチャドはこう答えている。

「ウチのベストバッターに当てようとした。彼らは最高の選手を手に入れたんだろ? 俺たちは大谷にぶつけようとはしていない。彼をアウトにしようとしているんだ。彼をアウトにするんだ」

お互いがお互いの立場で主張し合ってはいるが、平行線をたどったままで〝正解〟は見えてこない。8日(同9日)からはパドレスの本拠地ペトコ・パークで3、4戦目が行われる。今回の遺恨勃発でファンがさらにエキサイトする可能性もあるが、両チームの間で深まった溝は修復不能に陥る可能性もある。

となれば、マチャドが名前を挙げた大谷が報復の〝標的〟にされることも考えられる。もっとも大谷はDH専任のため守備には就かないため、危険が及ぶとすれば打席とみられるが…。もしそんなことが現実のものとなれば、今回の比ではない暴動に発展するかもしれない。ファンが暴走した際もひたすらベンチで困惑していた大谷。何も起こらないことを願うばかりだ。

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