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【ソフトバンク】近藤健介はCSに間に合うのか 現場が危惧する〝悲運の天才打者〟の前例

東スポWEB / 2024年10月8日 6時6分

バットを振る分には問題なさそうなソフトバンク・近藤健介だが…

不在も覚悟している。4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクはCSファイナルステージ(16日初戦)に向けて、みずほペイペイドームで7日から再始動。右足首を負傷して離脱中の近藤もランニングや打撃練習で汗を流した。

戻ってくるのか、戻ってこられないのか。敵も味方も気になるのがキーマンの復帰時期。近藤健介外野手(31)はこの日「できることは増えてきている」と気丈に振る舞ったが、帰路に就く際も痛みをこらえるように歩く姿が痛々しかった。

間違いなく走る強度は増している。打撃練習では負傷前と変わらないレベルで快音を連発。練習風景からは復帰への期待感が増すばかりだが、チーム内には慎重論が根強い。小久保監督は近藤の復帰判断について「本人が決めること。『いける』と言ったら使う」と、主力の意思を尊重する基本方針を示しながらも「野球人生に関わるようなことだけはしない」と補足。将来に響くような無理は厳禁との考えを強調した。

村上打撃コーチも同調するように「無理はさせない。今後の治り方次第。間に合わないことを考えておいて、間に合ったらよかったというくらいでいた方がいい。出たい気持ちは分かるが、野球人生を狂わせてはいけない。ストップをかけることもみんなで相談しながら判断する必要がある」と語った。

野手部門を統括する奈良原ヘッドコーチも、本人の最終決断を後押ししたい考えを示した上で「痛みがない状態で走れるかっていうのが、分岐点になる。医師とトレーナーが今の状態でやらせていいのかどうかって判断は必要」と強調した。

現場には「試合に出たら選手は力を入れて走ってしまう。ウチで言えば長谷川の例がある。止めるべきところは止めないといけない」という声は少なくない。かつてのタイトルホルダーで天才打者と称された長谷川勇也氏(現R&Dスタッフ)はケガを押してプレーを続けた結果、悲運の野球人生を歩んだ。その実例があるだけにNPB最強打者・近藤に対する慎重論がとりわけ根強い側面があるのも確かだ。

絶対的主力としての責任感から「あと10日くらいあるんで、しっかり動けるようにしたい」と語った近藤。回復具合と決断の行方が注目される。

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