秋元康氏新グループ「Ｒａｉｎ Ｔｒｅｅ」 異例のデビュー決定会見〝うれし涙＆悲し涙〟あふれる

（前列左から）ロゼ、リー、マリオ、マカロン、ニイ、タマ、コトリ、カワチャン、イチ（後列左から）リンリン、ミラン、マキ、ペロ、チャイ、サナ、キナコ、イチゴ

秋元康氏総合プロデュースの新ガールズグループ発表会が８日、都内で開催。１７人組の「Ｒａｉｎ Ｔｒｅｅ（レインツリー）」として、来年１月にデビューすることが発表された。

「Ｒａｉｎ Ｔｒｅｅ」は、応募者約１万人を集め、昨年４月から始まった「ＩＤＯＬ３．０ ＰＲＯＪＥＣＴオーディション」から誕生。昨年１２月にデビューした１１人組のＷＨＩＴＥ ＳＣＯＲＰＩＯＮ結成メンバー選出最終審査で落選してしまった１７人で結成され、これまでは「ＦＩＮＡＬＩＳＴ（ファイナリスト）」として活動してきた。

ステージのスクリーンで、これまでの活動を振り返る映像が流れた後に、「Ｒａｉｎ Ｔｒｅｅ」として来年１月にメジャーデビューすることがサプライズ発表されると、メンバーは歓喜の涙。コトリは「まさかこういうサプライズをしていただけるとは思ってなくて…」と声を詰まらせれば、サナは「いつになったら私たちは目指していたアイドルになれるのかなと、ずっとデビューの形が見えていなかった。なかなかモチベーションも保てなかったりいろんな悩みもあって、期待しないというのができあがっていたけど、震えました。より一層努力を重ねていきたい」と意気込んだ。

グループ名の由来は、雨になると葉を閉じてじっと耐え、日が出ると葉を開く。その葉にたまったしずくは地面へとあふれ落ち、自らその下に集まる生命に生きる力を与える実在する植物「Ｒａｉｎ Ｔｒｅｅ」から命名。苦難に耐え抜く強さで自らにも周りにも大きな力を与える、力強く優しい存在になれるように、という願いが込められており、マキは「素敵な意味が込められているので、名前に恥じないように、素敵なグループを作っていけたら」と力を込めた。

また「セレクションシステム」を導入し、デビューシングルをはじめ、シングルごとに表題曲を歌唱するメンバーをセレクションで選抜。歌、ダンス、自己表現の審査基準をもとに各技能の専門家と運営スタッフが決定。選ばれたメンバーが表題曲やミュージックビデオ撮影などグループ代表として活動。選ばれなかったメンバーは、カップリング曲を歌う。

今月から行われ、その模様は１８日から５回にわたり、ドキュメンタリーとして配信される。

マリオは「デビュー曲は全員で歌えると信じていたので、少し悲しい…」と大粒の涙。それでも「流した涙の分だけ強く大きくなるグループだと思う。皆さんに元気や勇気を与えて、皆さんに応援してもらえるようなグループを目指していきたい」と宣言。イチゴも「１７人全員で楽曲を披露できないというのが悲しい…」と涙しつつも「この１７人で切磋琢磨していくのは変わりがない」と前を向いた。

また、この日が２４歳の誕生日となったニイは「去年は１０月７日が最終オーディション日で悲しい気持ちでつらかった」と涙で振り返り、「デビュー決定という最高の誕生日プレゼントをいただけたことが本当にうれしい」と明かした。