【ソフトバンク】実戦復帰の松本晴がＣＳローテ争いへ 倉野コーチ「出力的にはだいぶいい」

ソフトバンク・松本晴

左足首をねん挫し離脱していたソフトバンクの松本晴投手（２３）が８日、みずほペイペイドームで行われたＮＣダイノス（韓国）との三軍交流試合で実戦復帰を果たし、３回無失点の好投を見せた。

先発マウンドに立ち、先頭からこの日最速の１４６キロの直球で三振を奪うなど、三者凡退の立ち上がり。２回にひとつ四球を与えたものの、１本の安打も許さず相手打線を封じ込めた。３回までに４つの三振を奪い無失点。ＣＳ先発ローテ争いが繰り広げられる中で再始動した。

８月１８日のロッテ戦（みずほペイペイ）でプロ初勝利を挙げるなど２勝を記録し、終盤の先発ローテ争いに名乗りを上げた。しかし、９月１１日のランニング中に足を滑らせ転倒。左足首をねん挫し、リハビリ組に移管されていた。

松本晴は「技術的な部分の課題を感じた。その中でしっかり抑えられたのは良かった」と投球を振り返った。ＣＳについては「もちろん先発で投げられたらすごくいい経験になる」と語りながらも「まずＣＳの舞台に呼んでもらうことが自分にとってプラス。どこ（の役割）というよりも、自分のパフォーマンスをしっかり上げたい」とあくまで冷静に語った。

倉野投手コーチは「復帰登板で出力的にはだいぶいいところには来ている」と評し「ひとりでも戦力を増やしたい。シーズンの勝ってた時のパフォーマンスを見せてくれれば当然戦力になる。その状態まで上がるかどうかは見たい」と語った。

いきおいある若手左腕が戦列復帰となればチームとしても大きい。自身の状態を上げて日本シリーズへのピースとなりたいところだ。