久保建英 レアル・ソシエダードでの現状に韓国メディア厳しい評価「今や嘘のように移籍説は消えた」

レアル・ソシエダードのMF久保建英

日本代表ＭＦ久保建英（２３＝レアル・ソシエダード）の今季の現状を韓国メディアが酷評した。久保は代表合流前の６日に行われた強豪アトレチコ・マドリード戦で２試合ぶりにスタメン出場すると、強烈なシュートや鋭いドリブル突破で相手ゴールを脅かした。無得点に終わったものの、攻撃力はチームの大きな武器となり、現地メディアは揃って高い評価を与えた。

スペインで今季も奮闘している久保だが、宿敵・韓国での評価は厳しい。韓国メディア「マイデイリー」は、今夏にイングランド・プレミアリーグのリバプールへの移籍説が取りざたされたことに触れて「今や嘘のように久保への移籍説は全て消えた。サラーの代役と言われていたが、日本代表の同僚である遠藤航の所属するリバプールであることが報じられ、移籍説の信憑性は低下した。リバプールは久保の獲得に何の動きも見せなかった。レアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドも同様だ」とビッグクラブへ移籍できる存在ではないと指摘する。

そして久保の現状をバッサリ。「始まったシーズンで、移籍説が完全に消えた理由は明確だ。久保は低迷している。また、Ｒソシエダードも下降傾向を経験している。久保は今シーズンのリーグ戦９試合に出場し、わずか２ゴールにとどまっている。チームの勝利に貢献できない状況だ。そしてＲソシエダードはリーグで１５位まで〝墜落〟した状態だ。熱風も冷たくなった」と久保に失格のらく印を押した上で、残留争いに巻き込まれているチームの〝戦犯〟と批判を展開した。

韓国では久保と比較されることが多い同年代のＭＦ李康仁（イ・ガンイン＝パリ・サンジェルマン）が、今季は絶好調で世界的強豪にあって３ゴールをマークしている。ライバルである日本の至宝には以前から手厳しい報道が多いだけに、今回も〝激辛評価〟となったのかもしれない。