米倉涼子「ドクターＸ」完結に涙 「これが最後かも…」体調不安で絞られる出演作

米倉涼子

女優の米倉涼子（４９）の代表作「ドクターＸ～外科医・大門未知子～」シリーズが終了することが８日、明らかになった。映画「劇場版 ドクターＸ」（１２月６日公開）で完結する。

病院を渡り歩く孤高のフリーランス外科医の活躍を描いてきた。決めゼリフ「私、失敗しないので」で視聴者の心をわしづかみにし、２０１２年の第１シリーズから２１年の第７シリーズまで親しまれた。

主演の米倉は８日、シリーズ初となる映画「劇場版――」の完成報告会見で、今作をもってシリーズにピリオドを打つと明言。共演者、スタッフ、視聴者に涙ながらに感謝を伝えた。

ドラマのレギュラー陣に加え、劇場版キャストとして俳優の綾野剛、染谷将太、なにわ男子の西畑大吾らが集結。米倉は集大成となる作品に自信を見せている。

映画関係者の話。

「米倉さんはこの日の報告会見だけでなく、試写で見終わった後に涙を浮かべた。周囲には『これなら終われる』などと語っていて長年、『ドクターＸ』を愛し続けたファンにとっても納得の出来栄えになったと感じている。集大成となる作品だけに、感慨がこみ上げてきて涙したのかもしれない」

米倉は２０１９年、難病の低髄液圧症候群を発症。ＮＨＫの番組で頭痛、めまい、倦怠感などに悩まされていると告白した。２２年には、急性腰痛症と仙腸関節障害による運動機能障害で主演ミュージカル「ＣＨＩＣＡＧＯ」米ブロードウェイ公演、日本公演を降板。深刻な体調問題もあって、納得の演技をするために、出演作を絞らざるを得ない状況になっている。

「ここ数年、体調不安を抱える米倉さんは『これが最後の作品になるかも』と常々、口にしながら演じている」（同）

劇場版では最後にして最高の大門未知子が見られる。