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「AI党」AIメイヤー氏が衆院選出馬へ あえて〝泥船〟大津綾香代表のみんつく党を選んだワケ

東スポWEB / 2024年10月9日 6時5分

みんつく党・大津綾香氏のパネルを立てるAIメイヤー氏

「AI党」のAIメイヤー氏(本名非公開)が衆院選(15日公示、27日投開票予定)に(大津綾香代表)から立候補することが8日、分かった。大津氏も比例東京ブロックから立候補予定で、近く正式発表される。同党は党創設者の立花孝志氏との代表権争いや破産手続きが進んでいる最中の〝いわくつき政党〟。AIメイヤー氏があえて泥船に乗る意図を明かした。

「立花さんとケンカできる人はなかなかいない。彼女にやりきる力があるのは間違いない」と目を細めたのはAIメイヤー氏だ。

大津氏と立花氏の泥沼抗争は昨年3月にさかのぼる。立花氏から後継指名され、代表及び党首に就任するも1か月たたないうちにいざこざが勃発。一度は党首返上を明言したが、居座ったことでお家騒動に突入していた。

今年3月に一審で大津氏は勝訴したが、立花氏側が控訴し、二審判決は今月30日予定。一方で10億円を超える負債を抱えていた同党は所属議員がゼロになったことで、政党交付金を受ける資格を失い、債権者申し立てによる破産手続きが決定。大津氏側は特別抗告しているが、近く最高裁の判決が出る。

すでに債権者集会も開かれ、債権者から「カネを返せ」と訴えられている中で、大津氏は7日に「衆院選に東京から3人。地方でも」と候補者を擁立する考えを明かしていた。公職選挙法上の国政政党の要件は失っていないことから政見放送の出演や比例重複での立候補などが可能だが、破産手続き中の国政政党が選挙に打って出るのは前例がなく、候補者探しは難航するとみられていた。

AIメイヤー氏は都知事選に出馬した際に「当選したら大津氏を副知事に指名する」とラブコールを送り、番組でも共演した。ただ、大津氏は同じAI政策を訴える安野貴博氏推しでフラれていたが、このたび出馬打診を受けて〝逆告白〟された形だ。

大津氏は債権者からの返金要請に党を大きくして、返済していく意思を示している。AIメイヤー氏は「債権は返してほしいし、返していくことに協力したい。ベンチャーのスタートアップに携わってきて、多額の借金を抱えたまま倒産してゴメンナサイもあるが、成功した例も多く見ている。党勢拡大せずに、このまま終わってしまったらそれこそ返せなくなる」と衆院選への挑戦はムダではないとみている。

みんつく党は「NHKをぶっ壊す」を掲げた旧NHK党を引き継ぎながらもNHK政策はおざなりで、不透明なカネの流れも露見し、ネット上で叩かれている大津氏だが、めげるどころか、逆に挑発するかのような振る舞いを見せる。

AIメイヤー氏は「永田町のダンプ松本ですよ。大津さんは〝令和の極悪女王〟じゃないか」とヒール役に徹している姿に感心。女子プロレス界のレジェンドであるダンプ松本に重ね合わせた。

AIメイヤー氏は東京23区(町田市)からの立候補で、ほかに東京選挙区や福岡選挙区で7人前後、大津氏は比例東京ブロックに回るとみられる。債権者や立花氏らの反発は必至で、初の国政選挙に挑む大津氏がどう〝軍団〟をまとめ上げることになるのか。

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