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【Mリーグ】勝つための最善手は〝他人にアガってもらう〟渡辺太選手のアシスト3連発

東スポWEB / 2024年10月9日 14時10分

(C)ABEMA

【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

10月4日第2試合 南2局1本場=小林剛(P)、佐々木寿人(格)、松ヶ瀬隆弥(風)、渡辺太(ド)

KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。麻雀とは自分がアガる、守るかだけのゲームではなく、それこそ他人にアガってもらうなどさまざまなことができるのも面白いところです。太選手はトップの座に近づくため、他人にアガらせることを選びました。

2着目に2万4600点の差をつけたトップ目の太選手の目標は、自身が加点すること以上にとにかく局数を減らすことです。3巡目に8萬を切ったところ下家の小林選手が789でチーしたのを見て、以降は鳴かれそうな牌を選択して切っていきました。

この段階でまだ小林選手の役は789三色なのか、萬子の一気通貫なのか、役牌なのか分かりません。次巡、普通だったら9萬をツモ切るところですが、8索を切りました。三色だとすると急所になりえる牌で、自身のシャンテン数も落ちません。親の寿人選手からリーチが来た時に備えて安全そうな萬子を抱えつつ、鳴かせられたらうれしいなという牌です。

これは鳴かれませんでしたが、小林選手が4萬を切った後に6萬をツモ切りしたことで一通の可能性が下がったので、次は7筒を切りました。これを小林選手が789でチーしたことにより、三色が濃厚となりました。

次はいよいよロンされそうで怖いなと思いそうですが、太選手は7索を切り、これもチーさせました。なぜ切ったのかというと、打点が安いのが目に見えていたからです。ドラの西が3枚見えており、仮に7索を切ってロンされたとしても3900点ですら可能性は低く、ほとんどの場合は2000点くらいまでしかないです。それぐらいならば、ロンされてもいいからです。

親の寿人選手はすぐにテンパイできそうな一向聴だったところ、太選手の3度のアシストを受けた小林選手が追い抜いて先にテンパイし、松ヶ瀬選手から3筒でロンして1000は1300点のアガりとなりました。太選手からすれば局を消化することに成功し、しかも失点もしなかったので最高の結果となりました。このままリードを守ってトップのまま逃げ切りました。

この局の太選手のように、自分がアガることができなければ何が最善手なのだろうと考えてみることは、新しい麻雀の扉を開くキッカケになるんじゃないかなと思います。

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