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石破茂首相を野党が総攻撃 裏金議員の追加公認示唆にヤジ「えー!」「本当かよ」

東スポWEB / 2024年10月9日 20時25分

石破茂首相

石破茂首相は9日、衆議院の解散前に、国会内で野党4党首たちと初めて党首討論を行った。一方の野党党首らは、衆院選(15日公示、27日投開票)をめぐる自民党派閥の裏金事件に関わった国会議員に対する選挙での公認などについて厳しく追及した。

自民党はこの日午前、政治資金収支報告書に不記載があった議員など合計12人を公認しないことを正式に発表した。

最初に登場した立憲民主党の野田佳彦代表は、石破首相に対し「『相当程度が非公認だ』と言っていた。公認される人は30人を超え、大半が公認ではないか。非公認で立候補した人が(選挙で)当選したら追加公認するのか」と質問した。

石破首相は「仮定の話だ」とした上で「最終的な判断は主権者たる国民に任せたい。(地域の)代表としてふさわしいと国民が判断した場合、追加で公認することはある」と述べた。

これに野党席からは「えーええええ!」「本当かよ」と激しいヤジが飛んだ。

さらに野田氏は「新しい事実が出てきたら再調査すると言っていた。うやむやにして早く解散するというのは『裏金隠し解散』ではないか」と追及。石破首相は「日本を守り、国民を守り、デフレを脱却するためには、私どもが政権を引き続き担わせてもらうことが最も肝要だと考えており、いまの国会を解散し正々堂々、国民に審判をあおぐのがわれわれの姿勢だ。これから先、再調査をまったく否定するものではない」と答えた。

次に日本維新の会・馬場伸幸代表は「いわゆる『裏金議員』は参議院にもたくさんいる。今回と同じ物差しで公認、非公認を決めるのか」とただした。

石破首相は「同じ国会議員であるので、衆議院と参議院で違う対応することはない」と述べ、裏金議員に対しては来年の参院選でも衆院議員たちと同じ対応を行うと明言した。

日本共産党の田村智子委員長は「法定労働時間の『1日7時間・週35時間』への短縮や残業規定の強化しなければならない」と長時間労働の是正を求めた。

「労働時間はもっと短くなければならない。その実現のために全力をあげて取り組みます」(石破首相)

国民民主党の玉木雄一郎代表は、政党から支給される「政策活動費」について「この選挙で政策活動費は1円も使わないと明言してほしい。自民党が率先して使わないことが政治を変える第一歩になるのではないか」と質問した。

これに石破首相は「いろいろな選挙区で、いろいろな事情もある。適正な範囲内で現在、許されている政策活動費を使うことは可能性として否定しない」と使途の報告義務がない政策活動費について衆院選で使用する考えを示した。

玉木氏は「問題発言です。何に使い、誰に渡したか分からないお金で選挙をやったら選挙がゆがみます」と批判した。

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