【中日】井上次期監督は星野＆落合政権で「頼り」にされた男 書道三段の〝達筆〟ぶりも有名

新監督に就任する井上一樹二軍監督

中日の新監督に就任する井上一樹二軍監督（５３）への注目度が名古屋で爆上がりしている。チームの雰囲気を盛り上げる熱血タイプの指揮官誕生に「星野監督にも落合監督にも頼りにされていた選手で何かを持っている人」（元球団関係者）と期待感が高まっている。

井上二軍監督は星野監督の下でリーグ優勝を果たした１９９９年のシーズンで、開幕から２１試合連続安打を記録して開幕１１連勝に貢献。１１年ぶりのリーグ制覇を達成した星野監督は「一樹が勢いをつけてくれた」と感謝しきりだった。

また、井上二軍監督は落合監督時代の２００６年シーズンから３年間、選手会長を務めた。０６年のリーグ優勝、０７年の日本一ではいずれも落合監督と２人でオープンカーに乗り込み、名古屋市内で行われた優勝パレードに参加。当時のチーム関係者からは「一樹が選手会長だったから落合監督もいろいろとやりやすかったみたい」といわれている。ドラゴンズの黄金期をつくり上げたレジェンド監督２人から信頼されていただけに、強竜復活を託す人材としてはうってつけなのかもしれない。

井上二軍監督の特技で有名なのが達筆ぶりだ。書道三段でチーム内でも「字がとにかくうまくて年賀状の字も他の選手とは全く違っていた。筆で書いてもサインペンで書いても、とにかく達筆。書の心得が野球をやる上でも精神的に役に立っていたのではないか」と評判になっていたほど。今回、新監督に就任するということで「井上監督が目指すものを書いてロッカールームに掲げておけばより選手にも伝わるのでは」（前出の元球団関係者）という声も出ている。

井上二軍監督は近日中にも大島宇一郎オーナーから正式な監督就任要請を受ける予定。３年連続最下位のチームをどう立て直していくのか。