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【西武】渡辺監督代行「ケジメつける」 功労者の退団で編成部門に生じる〝穴〟

東スポWEB / 2024年10月10日 6時0分

退団する渡辺久信GM兼監督代行

西武は9日の楽天戦(楽天モバイル)で今季の全日程を終了。渡辺久信GM兼監督代行(59)と松井稼頭央監督(48)の今季限りでの退団、西口文也二軍監督(52)の来季一軍監督就任を発表した。

5月26日に松井監督が15勝30敗の成績不振により休養。監督代行の兼務が決まった渡辺GMは「プロ野球人生を懸けて挑んでいきたい」と退路を断って臨んだが、49勝91敗3分けの借金42と類を見ない歴史的低迷を招いて悪夢のようなシーズンを終えた。

渡辺監督代行は「松井監督を休養させてしまって、このまま自分が球団にいるのはおかしい。GMとしてほとんどの選手の獲得にも携わっている。責任はしっかり受け止めて、けじめをつけるべきだと思い、球団に退団を申し入れた」と語った。2017年オフに楽天から西武に呼び戻した松井監督は事実上の解任で、代行を引き受けた時点で「(辞める)腹は決まっていた」という。

現役選手としては14年間で124勝をマークし、右のエースとして10度のリーグ優勝と6度の日本一に貢献。04年に指導者として西武に復帰すると08年から6年間監督として指揮を執り、優勝と日本一が1度、5度のAクラスに導いた。

14年からフロント入りし、19年からは球団初のGMとして多くの選手を獲得し、FAやポスティングの交渉に当たってきた。秋山(レッズ→現広島)、森(現オリックス)、山川(現ソフトバンクの主力3選手をFAで流出させた一方、20年の増田をはじめ22年には源田と外崎の二遊間コンビを複数年契約で残留させるなど、多くの〝功績〟を残してきたことも事実だ。

その背景にあったのは「強いリーダーシップ」や「人徳」といわれ、渡辺監督代行の手腕があったからこそチーム編成を維持できたとみる関係者も少なくない。

渡辺監督代行は「最終的にこういう形で退団というのは悔しい思いはあります」としつつ「18歳から41年間、自分がやってきたことに私は誇りを持ってるし、自分がやってきたことは間違ってないというか。自分のやれることを精いっぱいやってきたというところ」と自負ものぞかせた。

14年以降の西武をつくってきた功労者は潔く球団を去るが、今後をどう構築していくかが大きな課題となりそうだ。

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