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トランプ前大統領がプーチン氏に〝コロナ検査機器〟送っていた ジャーナリスト暴露で選挙に影響か

東スポWEB / 2024年10月10日 6時0分

2019年、G20大阪サミットで会談するトランプ米大統領(当時=右)とプーチン大統領(ロイター)

11月5日の米大統領選に向け、民主党の大統領候補のカマラ・ハリス副大統領と、共和党の大統領候補のトランプ前大統領が熾烈な争いをしている。そんな中、トランプ氏にとってマイナスとなり、ハリス氏がトランプ氏を攻めやすくなりそうな本が発売される。

トランプ氏にとって不利になりそうな本とは、ウォーターゲート事件の調査報道で有名な伝説のジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏が15日発売の新著「ウォー(戦争)」。ここではトランプ氏とプーチン大統領の親密なエピソードが暴露されている。

トランプ氏は2021年1月に大統領を退任して以降もプーチン氏と連絡を取り続けているというのだ。

ウッドワード氏は「トランプ前大統領の側近によると、トランプ氏が2021年にホワイトハウスを去って以来、トランプ氏とプーチン大統領の間で複数回の電話会談があり、その回数は7回にも上る可能性がある」と書いている。

しかも、トランプ氏は「プーチン大統領とプライベートな電話をするため」に、フロリダ州の私邸マール・ア・ラゴの部屋から側近を追い出したとも明かしている。

さらにトランプ氏が大統領在任中、新型コロナウイルス感染症のパンデミックがピークを迎えた際、世界中でコロナ検査機器が不足する中、「プーチン大統領に個人的に使用するためにアボット社のポイント・オブ・ケアという新型コロナ検査機器一式をひそかに送った」と記している。

プーチン氏はトランプ氏に検査機器の配送を秘密にするよう警告したようだ。

ウッドワード氏によると、プーチン氏は当時トランプ氏に対し、「私にこれを送ったことは誰にも言わないでほしい」と語った。トランプ氏はその警告を「気にしない。いいんだ」と一蹴した。しかし、プーチン氏は「ダメだ、ダメだ。誰にも言わないでほしい。国民が怒るのは私ではなくあなただから。みんな私のことなんか気にしない」と求めた。

トランプ氏は大統領在任中も退任後もプーチン氏との関係について頻繁に報じられてきた。ウクライナ侵攻を続けるプーチン氏と個人的に親密だったとしたら、ハリス陣営にとっては絶好の攻めどころとなりそうだ。

さっそく、ラジオ司会者のハワード・スターンとのインタビューで、ハリス氏は「検査を受けるために誰もが必死に動いていた時に、トランプ氏が〝殺人的な独裁者〟に検査機器を渡した。この人物は再び大統領になりたがり、アメリカ国民が毎日何百人も死んでいく中、ひそかに敵国を支援している」と非難した。

「ウォー」の内容について、トランプ氏の広報担当者は米メディアに「ボブ・ウッドワード氏の作り話はどれも真実ではなく、トランプ錯乱症候群を患っている本当に気が狂った異常な男の作品だ。ウッドワード氏は怒りっぽい小男で、以前に録音した録音を許可なく公開したとしてトランプ大統領が彼を訴えて勝訴したことに明らかに腹を立てている。ウッドワードは精神的に異常をきたした完全な卑劣漢で、動きが鈍く、無気力で、無能、全体的に個性のない退屈な人物だ」と声明を発表した。

クレムリンは9日、プーチン氏がトランプ氏と連絡を取っていたという本の内容を否定した。

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