孫穎莎が張本美和に敗退 中国監督が表彰式から“逃亡”でファン罵声「さっさと辞めろ！」

敗れた孫穎莎（ロイター）

卓球のアジア選手権女子団体決勝（９日、カザフスタン）で日本に１―３で敗れた中国が大揺れだ。

世界ランク４位の王芸迪、同１位の大エース孫穎莎が世界ランク７位の１６歳、張本美和（木下グループ）に敗戦。陳幸同も平野美宇（木下グループ）に敗れ、王国のプライドは打ち砕かれた。

この敗戦に中国ＳＮＳ「ウェイボー」で「孫が張本に２―３で負けた」がトレンド１位。２位には「中国女子が日本に負けた」が入り、中国に激震が走っている。

特に孫は大人気を誇っており、１６歳の張本に敗れたことでファンはショック大だ。孫は団体、混合ダブルスで金メダル、女子シングルスで銀メダルを獲得したパリ五輪後、イベントに駆り出され、試合も出場し続け休み知らず。今大会は北朝鮮選手にも敗戦したとあって、疲労を心配する声が高かった。

中国メディア「網易」によると、会場では孫のファンが号泣。馬琳監督に対して「さっさと辞めろ！」と罵声の嵐となった。

その馬氏は表彰式に同席しなかったことで「逃げた」「選手だけに重圧を押し付けた」と非難ごうごう。日本に負けたことで、責任問題にまで発展しそうだ。