ヤンキースＦＡのソトは大谷翔平を超える大型契約の可能性 キャッシュマンＧＭが注目発言

去就に注目集まるソト（ロイター＝USA TODAY Sports）

ロイヤルズとの地区シリーズ突破に王手をかけているヤンキースだが、フアン・ソト外野手（２５）のオフのＦＡ去就に注目が集まっている。ジャッジとの〝ＭＬＢ最強コンビ〟で打率２割８分９厘、４１本塁打、１０９打点でチームをプレーオフに導き、オフのＦＡ市場の超目玉。すでにメッツ、フィリーズ、ジャイアンツ、ブルージェイズ、ナショナルズなどが獲得に乗り出すと見られ、破格条件による大争奪戦が繰り広げられるのは間違いない。

もちろんヤンキースも慰留に全力を注ぐ構えだ。キャッシュマンＧＭはプレーオフの最中にもかかわらず「彼はいろんな場所でプレーしている。いろんな選択肢があるだろう。それぞれの場所で何がよかったかを比較することができる」とソトの立場に理解を示し「それはまた別の日に決めることだ」とオフに備えた。

ソトをめぐっては米メディア「ブリーチャーリポート」によると「４分の３近くの球団が計画を立てている。ソトはＦＡ市場では最大の魚であり、ＭＬＢ史上最大の契約金に達する可能性が高い。ドジャースの大谷翔平の７億ドルの契約は大幅に延期されているので現在は４億６０８０万ドルの価値しかない。ソトは５億ドル以上で契約すると誰しも予想している」と伝え「１０年６億ドル」と報じるメディアもある。

また「ソトをブロンクスから奪い去る最大の驚異は間違いなくメッツだ。裕福なコーエンオーナーが彼を欲しがればヤンキースのスタインブレナーが邪魔をすることはできない。カネがモノを言う。メッツに入団してニューヨークにとどまればヤンキースファンはショックだろう」（ＦＡＮＳＩＤＥＤ）とヤンキースとメッツの〝一騎打ち〟の予想も飛び交っている。

ソトは「家でも次の契約について話すことはない。私たちはシンプルにここにきて、この週間を楽しみ、何が起こるか見守るだけだ。ＦＡの話などはすべてエージェントに任せている」と試合に全集中の構えだが、周囲はプレーオフ以上に神経をとがらせているかもしれない。