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【K―1】ドーピング検査の現状をカルロス菊田Pが語る「RIZINさんだけ厳しくて、他が厳しくないっていうのは…」

東スポWEB / 2024年10月11日 5時0分

カルロス菊田プロデューサー

立ち技格闘技イベント「K―1」のカルロス菊田プロデューサーが取材に応じ、ドーピング検査の現状や他団体との連携について語った。

今年も格闘技界を騒がせているのがドーピング問題だ。7月28日の格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.3」(さいたまスーパーアリーナ)で勝利した平本蓮に疑惑がかけられたかと思えば、RIZIN参戦後にドーピング検査で陽性になった木村〝フィリップ〟ミノル容疑者(ブラジル)は、大麻取締法違反の疑いで逮捕された。木村容疑者はかつてK―1に所属していた。それだけに、報道の際には「元K―1世界王者」などと表記されることもあって、菊田氏は「他の肩書より、どうしても〝元K―1戦士〟っていうほうが分かりやすいですからね…」とため息をついた。

平本の騒動をきっかけに、RIZINの榊原信行CEOは検査の厳格化を明言。取材にも「国内では僕らだけが独立独歩で厳しくなると思います。『国内団体の足並みをそろえて…』というのもあるし、各団体さんに声をかけて話し合おうとは思いますけど…」と話している。

そんな中、立ち技メジャー団体の「K―1」はどう対応していくのか。菊田氏は「K―1は現状、タイトルマッチでドーピング検査をしています。その項目には当然、大麻も入っています。違反が出ればそれに対して処分はしていくことになっています。抜き打ちではやっていません。タイトル戦だけです」と説明した。

今年に入ってから、タイトル戦終了直後に勝利した選手の尿を検体として取り、検査しているという。その結果の発表については「勝った選手が陽性だった場合『ドーピング検査の結果、タイトルをはく奪します』という発表をすることになります」とのこと。さらに「計量の後のルールミーティングで告知しています」と選手への啓発も始めているとした。

榊原CEOが示唆した団体同士の連携については「具体的にはまだですけど、関係者を通じて〝こういうことをやろうか〟という話は来ています。うちとしては、やっていいと思います」。その上で米国では、団体ではなく各州のアスレチックコミッションがドーピング規定を決めていることを強調する。

日本でも団体を超えた規定をつくろうとする動きについても「共通の検査項目を使いませんか、という話があって、僕はそういうものがあっていいと思います。RIZINさんだけ厳しくて、他が厳しくないっていうのは変ですよねっていう気がするし…」と前向きな姿勢を示す。くしくも19日には、「RIZIN」「K―1」「QUINTET」「巌流島」の首脳がそろうイベント「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」が横浜BUNTAIで開催されるだけに、「こういうのをきっかけに話し合いができればと思います」と続けた。

格闘技界におけるアンチ・ドーピングの実現は、各団体がどれだけ足並みをそろえられるかがカギとなりそうだ。

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