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【西武】西口新監督とヘッド内定の鳥越氏はほぼ接点なし… フロント主導の組閣は奏功するか

東スポWEB / 2024年10月11日 6時24分

接点がない!?西口文也氏(左)と鳥越裕介氏

西武は11日に東京都内で西口文也新監督(52)の就任会見を行う。

松井監督が途中休養し、渡辺GMが監督代行を兼務して立て直しを図った今季は結果的に49勝91敗3分けの勝率3割5分。ライオンズの歴史上、黒い霧事件の余波を受けた1971年の前身、西鉄時代(勝率3割1分1厘=28勝84敗8分け)以来の低空飛行でシーズンを終えることになった。

その再建役として白羽の矢を立てられたのが西口新監督。奥村剛球団社長(57)は要請した理由を「二軍監督としての3年間の実績と現状のチーム状況や戦力、課題などを認識しており、何よりライオンズ一筋の強いライオンズ愛を持って再建していただける点などを考慮した」と説明。全役職を降り、退団が発表された渡辺GM兼監督代行も「彼はずっと生え抜きでやってきて、引退してからも台湾、韓国、アメリカで臨時コーチとして見てきて、指導者のスキルはだいぶ上がっている。何より彼は勝負師だと私は思ってますし、思い切って采配を振るってほしい」と自らが道筋をつけてきた後輩にエールを送っていた。

また、西口新監督とともにチーム再建に向けてコンビを組むヘッドコーチには鳥越裕介氏(53)が内定している。ホークスやマリーンズでの実績を見れば手腕に疑いの余地はないが、驚きなのが実は西口新監督との接点がほぼないという点だ。周囲の関係者が「その名前が報道されてオツ(西口監督の愛称)も驚いていた」というほど寝耳に水で、フロント主導の人事だったという。

これまで辻監督政権では馬場ヘッドコーチ、松井政権では平石ヘッドコーチがそれぞれ指揮官の指名で参謀役として外部から招へいされてきた。自らの野球観を深く理解し、現場に指揮官が目指す野球を浸透させるための調整役というのが主な役割だからだ。しかし、今回の西口―鳥越ペアはまだお互いにその野球観も分からない〝お見合い結婚〟のようなマッチングだという。

もちろん、目指すのは優勝。再建のメインテーマはパ・リーグのシーズン最低記録を更新したチーム打率2割1分2厘からの底上げとなる。この難題をお互いの野球観をすり合わせながら解決の道を探っていくことになるのだが、そこにはもちろん組閣したフロントの責任も絡んでくる。

現場をどうバックアップし、最大の懸案であるクリーンアップ不在の打線の強化を図るのか。渡辺GMを失った西武に早くも試練が訪れている。

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