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『極悪女王』演技指導はマーベラス選手だった! 長与千種が女優陣を絶賛「ゆりやんさんは勉強熱心。唐田さんは…」【インタビュー後編】

東スポWEB / 2024年10月11日 11時10分

左から唐田えりか、長与千種

悪役プロレスラー・ダンプ松本の半生を軸に、1980年代の女子プロレス旋風とその陰の物語を描いたネットフリックス配信ドラマ「極悪女王」では、ダンプ松本役をゆりやんレトリィバァ(33)、長与千種役を唐田えりか(27)、ライオネス飛鳥役を剛力彩芽(32)が務めた。プロレスラーとしての技量を含めた3人の演技力が高評価につながっているが、実際に技を教えたのは、ドラマのスーパーバイザーを務めた長与ではなくマーベラスの選手たちだという。

長与 女優さんたちの一番の師匠は(隣にいる彩羽匠、Maria、川畑梨瑚を指して)彼女たち。私は本番の時に動きに違和感があると、手を入れさせてもらったぐらい。

――女優さんたちの良いところは

Maria 基本を教えたのは私たちですが、学ばされることも多かった。目だったり、オーラだったり、素敵でした。

川畑 ゆりやんさんは勉強熱心。ダンプさんの当時の動きや手の出し方は相当勉強されていたと思う。あと、唐田さんは負けず嫌い(笑い)。めちゃくちゃ負けず嫌いだと思います。表には出さないけど(胸を押さえて)ここでずっとメラメラしているような。絶対にやってやる、という闘争心のようなものが見えた。剛力さんはもともと運動神経が良い方なので、言われたことをすぐ体に落とし込める。プロレスラーに必要なものを皆さん兼ね備えていらっしゃって、だからあんなにすごい作品ができたのだと思う。

長与 女優は目がいいです。本当に。何か変わりたかった、変えたかったんですね。きっと。でないとこのドラマのオーディションなんか受けない。でもその代償に、きつい練習があるよ、体を変えなきゃいけないよ、と。プロレスって技術が言葉なので、その言葉についていかなきゃいけないよ、と。それに十分なものを持っていた。女優の目を見た瞬間に「ああ、この人たち飢えてる」って思いました。飢えてるということは挑む事ができるし、負けず嫌いで、諦めない。その輝きを目で訴えてくる。目は口ほどにものをいうという言葉、誰が考えたんだろう、すごいと本当に思いました。

撮影現場ではお互いがインスパイアされていると強く感じたという。

長与 選手たちにいったのは、女優の目を見て全部盗みなさいと。選手たちは演者さん1人1人のお守り。何かあった時に駆け寄ってアドバイスする。夏の暑いときも、冬の寒いときも、朝6、7時から夜の10時ぐらいまで。寝て起きてまた翌日も。どこかでポキンと折れるんじゃないかと思ったけど、折れなくてよかった。このリレーションシップがなかったら多分できなかった。今思い出しても、女優3人の目、めちゃくちゃいい。今はね、もう優しい目になっているんです。解き放たれたから。いくらファイティングポーズをとっても、あの時の目はもうない。でも、期間限定だったからできたんです。

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