柳葉敏郎 踊る大捜査線シリーズ主演映画・室井慎次は「断ろうと思っていました」

柳葉敏郎

俳優・柳葉敏郎（６３）が１１日、フジテレビ系「ぽかぽか」に生出演。「踊る大捜査線」シリーズの最新作主演映画について語った。

柳葉が主演の映画「室井慎次 敗れざる者」が公開。１９９７年に同局で放送開始となったドラマ「踊る大捜査線」の劇場版の１２年ぶりとなる最新作だ。

柳葉は「このお話をいただいた時、断ろうと思っていました。あまりにも室井慎次というイメージが皆さんの中にあるみたいなので。自分一応、役者をやっているので。役者を楽しむという意味では、ちょっとそこは払拭したいなという思いですかね」と明かした。

続けて「支障はないですけど、自分の中で、なんか違うことで皆さんに感じてもらいたい部分が。そこに欲があったんですよね」と役者としての思いを伝えた。

同作では、プロデューサーを亀山千広氏、脚本を君塚良一氏が担当。オファーがあった時について「亀山氏からこの話をいただくんですけど、それが去年の夏ぐらい。『いや、もうやらない。そう伝えてくれ』と。１回話だけ聞いて、ちゃんと姿勢は見せておこうかなと。１度話をする機会をいただいて『俺が納得する説得をしてください』と。かれこれ２、３時間経って。ちょっとお酒も入っていたし、ささやかな要求なんかも出していて。そのうちに亀山氏が『やめるか』と。そこで１回目は（ナシに）」と、１度は頓挫したことを明かした。

その１か月後にまた声がかかったという。「君塚さんのメールが、亀山氏に送られてきたことが発端なんだ、という話で。『メール見るか？』と言われ、その時見るのは断ったんです。見ると負けそうな気がして…」と振り返った。

話を聞き、「君塚さんと、亀山氏の室井慎次に対する愛情と情熱がものすごいあって。それは、答えないといけないなと。当たり役と皆さんにおっしゃっていただくようになって。恩返し、おこがましいですけどそんな気持ちで受けさせていただきました」とオファーを承諾したという。