【西武】西口文也新監督が就任会見で指摘したチームの課題「今はメンタルの弱い選手が多い」
東スポWEB / 2024年10月11日 14時26分
「今は本当に身が引き締まる思いでいっぱいです。ついにこの日が来たなと思っている。ただただ緊張しています」
こういって西口監督は会見を切り出した。
その上で新指揮官は「なかなか連勝することができず連敗が多かったのと、今年は打てなかったことが6位という順位であり、チーム打率2割1分2厘という成績になっているのでここをどうしようかと。監督引き受けてから頭のなかでグルグル回っている状態です」と今季の一軍の問題点を指摘しながら、チーム再建への思いを巡らせた。
会見に同席した飯田光男球団本部長は「ここ3年はファームで監督として、今年は最後の最後まで優勝争いした手腕が評価に値します」と西口新監督への期待を語った。
さらに「今年弱かったところをレベルアップして勝率を上げる、勝ちを増やす。それをどれだけ伸ばしていけるか。付け焼刃的な強さではなく、チームとしての底力、地力を積み上げて常勝軍団をつくっていく。(来季の優勝は)当然目指しますが優勝がマストでなく、いかに成長していけるかに主眼をおいていきたいと思います」と鳥越裕介ヘッドコーチ(53)とタッグで船出する西口政権への期待感を口にした。
西口監督は「自分はメンタル的に強いと思う。今はメンタルが弱い選手が多いように見受けられてます」とチームの現状を分析。「二軍で活躍できても一軍に上がってなかなか結果が出ないという選手が多い。そういう選手達が一軍の舞台で活躍してできるようになってほしい」と再建のメインテーマである野手陣の底上げについて語った。
理想の監督像については「ベンチで一番どっしり何もせずに試合を見ているのが一番いいかなと思いますね。まずは守備から入っていき、9回をゼロに抑える。バッターは少なくても点を取って、それを守りにいく。守りの野球が理想。理想は何も考えずにベンチでゆっくり、過ごしたいと思います」とライオンズの伝統である〝守り勝つ野球〟の再整備を目標に掲げていた。
☆西口文也(にしぐち・ふみや)1972年9月26日生まれ、和歌山市出身。県和歌山商ー立正大を経て94年ドラフト3位で西武入団。96年から7年連続で2ケタ勝利を挙げ97年に15勝5敗1セーブ、防御率3・12でMVP、沢村賞を受賞。最多勝2度、最多奪三振2度、最高勝率1度。ベストナイン2度、ゴールデングラブ賞に3度輝いた。通算成績は436試合182勝118敗6セーブ、防御率3・73。
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