立憲・野田佳彦代表 日本原水被爆者のノーベル平和賞受賞にコメント発表
東スポWEB / 2024年10月11日 21時5分
立憲民主党の野田佳彦代表は11日、ノルウェーのノーベル賞委員会が今年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与すると発表したことを受けてお祝いメッセージを発表した。
まず、野田氏は「広島と長崎に原子爆弾が投下されて79年。本日、日本被団協がノーベル平和賞を受賞されました。この受賞は被団協の皆様が原爆の被害の実相を語り続け、核兵器の非人道性、核兵器廃絶、平和を訴え続けた結果であり、これまでのたゆまぬご努力に心からの敬意と感謝を表します」とした。
今回のノーベル平和賞の受賞を通じて「皆さまがこれまで世界に訴えてこられた、どれほど原爆の被害が酷いものか、その長期にわたる心身の影響がどれほど被害者やご家族を苦しめるかなど、核兵器の非人道性がさらに世界に広まり、国際社会における核兵器廃絶への声がさらに強くなることを願います」とした。
その上で「この度、大変権威のある賞を受賞されたことは大変嬉しく感じますが、一方で、今世界では核兵器の脅威がさらに高まっている状態であることも考えずにはいられません。この受賞が世界のリーダーにも訴えかけ、今の世界的な軍拡・核兵器拡散の流れを変えることにつながることを望みます」と訴えた。
最後に野田氏は日本被団協の皆様の、長年にわたる運動の結実ともいえる、『核兵器禁止条約』に、わが国がせめてオブザーバーとして参加しなければ、唯一の戦争被爆国としての核廃絶に向けての本気度が問われます。政府には次回の締約国会議には必ずオブザーバー参加するように求めます。皆さまの取組みの今後のさらなる拡大を祈念し、核兵器のない世界の実現のため我々も最大限の努力を続けることをお誓いして、お祝いのメッセージとさせていただきます」と締めた。
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