1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「ドラえもん」声優・大山のぶ代さん死去 その個性的な声は若手声優の〝希望の星〟だった

東スポWEB / 2024年10月12日 5時10分

大山のぶ代さん(2005年)

人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)のドラえもん役などで知られる、声優・俳優の大山のぶ代(本名・山下羨代)さんが、9月29日に老衰のため死去したことが明らかになった。90歳だった。唯一無二の声と芝居で、国民から広く親しまれた。

11日午後、所属事務所が大山さんの訃報を伝えた。すでに親族のみの密葬が執り行われたといい、関係者らには衝撃が走った。ある人気声優は「2015年に認知症を公表されて以降はほとんど芸能活動を行っておらず、声優業界とは疎遠だったかと思います」と明かす。

いま活躍している人気声優のほとんどの目標となっていたのが、大山さんだった。「国民に愛されるトップ声優だった大山さんの声は、王道のいかにも〝良い声〟というタイプではなかった。だからこそ、『自分だけの芝居や個性を突き詰めれば、いつかは自分だって…』と若手の希望になっていましたね。いまだに養成所などではそんな話をよく耳にしますよ」(同)

大山さんは「サザエさん」の磯野カツオ役や「ダンガンロンパ」シリーズのモノクマ役など多くの人気作品に出演。それでもやはり大山さんと言えばドラえもん役だろう。1979年から2005年までアニメに映画にキャラクターソングにCMにと声をあて続けた。一時期はがん手術のために入院し、病床とスタジオを行き来する生活を送ったこともあった。高いプロ意識を持ち、05年にキャスト一同で卒業するまでキャラクターを演じ続けた。

そんなドラえもん愛にあふれる大山さんとあって、後任声優たちの活躍を誰よりも願っていたという。

「05年の卒業直後、ドラえもんといえば大山さんの声のイメージが強く、一部ファンだけでなく業界からもキャスティングに賛否両論があったんです。大山さんは、自分の芝居が評価されることを喜ぶ反面で、後任への批判的な声には心を痛めていました」(音響関係者)

今年7月には、同時期に「ドラえもん」で野比のび太役を演じた小原乃梨子さんが亡くなった。

「収録現場で小原さんからアドリブを吹っ掛けられ、『困るよ~!』って笑い合っていたのがつい昨日のようです」(同)

ドラえもんを放送するテレビ朝日は「大山さんの優しく包み込むような声は、世界中の子どもたちの心を動かし、夢と希望を届けて下さいました。その多大なるご功績に感謝致しますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます」と追悼のコメントを発表した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください