【日本ハム】CSのキーマン・レイエス覚醒のウラに新庄監督の言葉「必ず後半戦でお前が必要」
東スポWEB / 2024年10月12日 6時0分
【柏原純一「烈眼」】パ2位・日本ハムのCSファーストステージ前日練習が11日にエスコンフィールドで行われ、久々に新庄監督と野球談議をさせてもらった。練習中にもかかわらず、監督のほうから歩み寄ってきてくれ、時間にして約30分。就任3年目で我慢強く指導した選手たちが、ようやくポストシーズンの晴れ舞台を経験できる。そのことを非常に喜んでおり、1人のOBとして「おめでとう」と声をかけさせてもらった。
もちろん新庄監督も「出る」だけで満足するつもりは毛頭ない。CS突破に向けて投打のキーマン等、いろいろな話をさせてもらった。
中でも「打」ではシーズン後半戦で日本の野球に見事に適応してみせた助っ人のフランミル・レイエス外野手(29)の話題で盛り上がった。
4月まで打率1割台、打点わずか3と結果を残せず苦しんだ助っ人は終わってみれば、打率2割9分、25本塁打、65打点。8月は月間打率4割3厘、8本塁打、23打点、9月は3割9厘、9本塁打、19打点とシーズンの勝負どころで大暴れした。
〝変貌〟を遂げたキーポイントとなったのは、5月中旬から1か月あった二軍での再調整期間。ファーム行きを告げられた際には「ドミニカに帰る」と口にするなど〝見切られた〟と勘違いしたレイエスに対し、新庄監督は「必ず、後半戦でお前が必要」と説き伏せたのと同時に、打撃フォームの修正にひたすら取り組ませたという。
ポイントとしては投手に対してタイミングを取りにいく際に肩をはじめとした左半身が、必要以上にマウンド方向へ前に突っ込んでいき、スイングしていた点。この悪癖を改善すべく粘り強く、取り組ませたという。結果として弱点を克服し、変化球でタイミングを崩されそうになっても、上体が投手方向へ突っ込んでいくこともなくなり、逆に左半身に〝壁〟を作ってスイングすることができるようになって外角の変化球への対応が格段に向上した。
明るい性格で守備や走塁など、打つこと以外も一生懸命に取り組めるだけでなく〝聞く耳〟もあり、日本の野球にさらに溶け込んだ。もともと日本人の長距離打者と比較しても、別格とも言えるパワーは兼ね備えており、この日の打撃練習でも1人だけ別次元の打球を飛ばしていた。今季、彼が本塁打を打った試合は17勝5敗(1分け)の高勝率。間違いなくその打棒の出来はCS突破へ向け、大きな鍵を握るはずだ。(野球評論家)
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