杉田水脈氏 来年の参院選挑戦を明言「名前をどれだけの方に書いてもらえるか」

杉田水脈氏

自民党の杉田水脈前衆院議員が１２日、記者会見を行い、自身のユーチューブチャンネルで中継。今回の衆院選には出馬せず、来年の参院選を目指すと明言した。

山口県連は杉田氏を比例単独候補として公認するよう党本部に申請してたが、１０日に杉田氏が今回の衆院選を見送るとの一報が流れていた。杉田氏は改めて「この度の衆院選挙、比例単独候補ということだったが、比例の名簿の掲載はなくなりました」と報告した。

杉田氏によると、１０日に森山裕幹事長から電話があり、「来年の参院選に当選したいという思いがあるのですか」と聞かれたという。「私自身、その可能性も含めて検討していたので、『検討しております』と申し上げたら、『では今回の衆院選の名簿には掲載しない方が次につながるのではないか』とご提案がありました」と明かした。

もともと杉田氏は比例単独候補として２回当選しており、自民党の内規では３回目は比例単独では出られないことになっていた。また、派閥の裏金問題で１５６４万円の不記載が指摘されてもいた。「同じ派閥にいた皆さんが比例重複なしで戦うなかで、私だけが（名簿に）載るというのはどうなんだんだろうという気持ちはあった」と話した。

衆院選では仲間の応援に徹し、来年の参院選を目指すという。「石破総理のお言葉を借りると『国民に信を問え』と。私たち比例単独候補は党に対する信任によって当選させていただくわけですが、自分自身で信を問うことはできないので、私の場合は来年の参議院の全国比例に挑戦させていただいて名前をどれだけの方に信任して書いてもらえるかということで信を問うことに挑戦させていただきたい」と展望を述べた。