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【パCS】崖っぷちの日本ハム 逆転突破へ…柏原純一が指摘する「無死の攻防」の修正点

東スポWEB / 2024年10月13日 6時5分

5回にはロッテのスクイズを失敗させる場面もあった日本ハムだが…

【柏原純一「烈眼」】パのCS初戦は2位・日本ハムが0―2で3位・ロッテに敗戦。日本ハム・加藤貴之投手(32)、ロッテ・佐々木朗希投手(22)の投げ合いで、大方の予想通り、ロースコアでの決着となった。

ロッテに与えた2点はいずれも本塁打。少し残念に思えたのは、5回に直球を捉えた中村奨、7回にスライダーを中堅越えに運んだポランコとともに回の先頭打者で、打席のファーストスイングで仕留められたところだ。4回まで両軍スコアレス。加藤貴の制球力をもってすれば、もう少し慎重に入っても良かった場面だったかもしれない。もちろん、7回途中までこの2本のみにとどめた加藤貴の内容は先発としては十分なものだ。

一方で投手陣全体では、9イニングで7度、いずれも最初の打者の出塁を許した。これは2戦目以降でバッテリー全体でも、意識を高めていきたいところだろう。

他にも、試合の流れの中で「1つ先の塁」など、最初の〝1つ目〟のプレーの精度に多少、欠けるところがあった。

記録は強襲安打となったが、初回の先頭・荻野のライナー性の当たりを捕球できなかった三塁・清宮の守備や、3番手・斎藤が8回に先頭打者に許した四球。攻撃では先制を許した直後の5回裏に、無死一塁から松本剛が犠打で走者を進塁させることができず、三ゴロ併殺と結果的にも、反撃の機運を断ち切ってしまったことなどが挙がる。

いずれも「無死」での攻防の場面。ロースコアでの接戦では、こうした記録には表れない小さなミスが、勝敗の行方にも、つながることが往々にしてあるのは、やっている本人たちが、よく分かっているはずで、2戦目以降、すぐに個々が修正できる部分でもある。

日本ハムからすれば、まだ1つ負けただけ。2戦目以降「負けられない」戦いとなるが、球界屈指の投手・佐々木を初戦に投入してきたロッテは、なおのこと初戦の勝利にこだわってきたことは容易に想像できる。引きずる必要は一切なく、13日の2戦目をモノにすれば、ホーム開催の地の利もあり3戦目は若干、相手よりも精神的には優位に戦えるはずだ。(野球評論家)

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