去就大注目のソトはヤンキース残留か 大谷翔平超えの「７億１００万ドル」との観測も

ヤンキースのフアン・ソト（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

ヤンキースのフアン・ソト外野手（２５）を巡る去就がますます騒がしくなっている。

チームはすでにア・リーグ優勝決定シリーズに駒を進め、相手は１２日（日本時間１３日）にタイガースを下したガーディアンズと決まった。第１戦は本拠地のヤンキー・スタジアムで１４日（同１５日）に行われるが、すでにレギュラーシーズンは終了しており、今オフのＦＡ市場の話題は事欠かない。

米メディア「スポーツイラストレイテッド」は野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のエリ・ベン・ポラット記者が「今冬に７億１００万ドルで契約を結ぶと予測した」と伝えた。その中で「ワールドシリーズ制覇を狙うチームはどこも彼との契約を望むだろう」としたが「ヤンキースが彼を手放す可能性はほぼないだろう。ニューヨークは彼と契約するために必要なことは何でもする。そして、その額は大谷翔平が受け取った額よりも１００万ドル多くなると考えている」とした。

今季は打率２割８分９厘、４１本塁打、１０９打点の成績を残し、同３割２分２厘、５８本塁打、１４４打点のジャッジととてつもないコンビを組んで地区優勝に大きく貢献した。ソトの獲得候補にはジャイアンツの名前も挙げられているが、同メディアでは「サンフランシスコがソトのような選手を必要とする理由を列挙するのは簡単だ。だが、球界のどのチームも１０億ドル近い契約を求めるのは非現実的だ」と〝残留説〟に同調している。

もっとも、ソトは「ＦＡの話は全てエージェントに任せている」とポストシーズンの戦いに集中する構えだったが…。本人はそうでも周囲は放っておけないようだ。