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【阪神】岡田監督「体調不良のため」退任会見は行わず 公の場に姿現す予定なしと球団説明

東スポWEB / 2024年10月13日 20時40分

球団から「体調不良」と説明された阪神・岡田監督

面白うて、やがて悲しきタイガース――。阪神は13日のCSファーストステージ第2戦・DeNA戦(甲子園)に3―10で完敗。投打ともに低調な試合内容に終始し、第2次岡田虎最終年の戦いは完全終戦を迎えた。

0勝2敗で終わった短期決戦の結末に打ちひしがれながらも、スタンドの虎党たちは指揮官の現役時代の応援歌「コンバットマーチ」をいつまでも歌い続け、今季限りでタテジマを脱ぐ岡田監督へエールを送った。だが、今季最終戦であるにもかかわらず、セレモニーはおろか選手たちの整列もないまま、チームは球場裏へと引き揚げた。

「ひっどいなあ。最後の最後に。だから結局尻すぼみのチームになってしまったやんか」。敗戦の悔しさを周囲にまき散らし、結果を出せなかった選手たちに苦言をまき散らす試合後囲みの岡田監督は、良くも悪くもいつも通りのように見えた。

今季限りで指揮官の座から退き、今後はフロント入りすることが既定路線。来季以降のチームの課題について問われたが「知らんがな。何でそんなの言わなアカンの? 何も決まってないのに。終わったばっかやのに」と取り付く島もなかった。

〝最後の監督囲み〟が終了して数十分後、粟井社長が会見をするとの連絡が入り、球場施設内の一室に報道陣が集められ、以下のような説明がなされた。

「岡田監督の体調が思わしくない状態です。本来なら試合終了後、ファンの皆さんの前へごあいさつにうかがうところですが、ちょっとそれがかなわないような状態ですので、大事をとって私(粟井社長)の方からで『なし』とさせていただきました。申し訳ありません。今後のオーナーへのシーズン終了報告も行わないということを報告させていただきます。監督の方からも、本来ならファンの皆さまに会見を通じてメッセージを送りたいという強い希望もあったのですが、まずは体調優先ということで球団の判断で見送らせていただきます」

恒例のオーナー報告どころか、金屏風を背にした退任会見すらなし。昨季、チームを38年ぶりとなる日本一へ導いた名将は、今後ファンの前に姿を現す予定はないとのこと。これらは全て「監督と相談して、球団として判断したこと」と粟井社長は強調した。

この日も3時間35分のロングゲームの指揮を執り、その直後には記者たちを前に敗戦の悔しさをムキ出しにしていた岡田監督。「球場のファンヘのあいさつすらできないほど体調が悪いと説明されても、違和感がある」と報道陣から質問が飛んだが「移動すると息が切れるいうことです。ちょっと今、移動に問題があるということです。そういう姿をファンに見せるべきではないと。これは私の判断です」と粟井社長は説明。

「(報道サイドが)ご推測されているようなことはありません。『監督に出てこられたら困る』とかね。そんなことは一切ございません。ご体調のことで、ご相談しての話ですので。最低限の問題としてアレ(記者囲み)はやらなアカンということです」。困惑の色を隠せない報道陣を前に、重ねてそう強調した。

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