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メッツ千賀滉大の第1戦起用で「チームの生命力のすべてが奪われた」地元NYで非難の嵐

東スポWEB / 2024年10月14日 15時35分

初回、二死満塁で先制を許した千賀

MLBのプレーオフは13日(日本時間14日)、ロサンゼルスでナ・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦が行われ、大谷翔平投手(30)が所属するドジャースがメッツに9―0で先勝した。

メッツ先発の千賀滉大(31)は立ち上がりから制球が定まらず、2回途中に降板。1回1/3を投げ2安打4四球1暴投で3失点し、敗戦投手となった右腕は「悔しいし、情けない」と唇をかんだ。

先頭の大谷は二ゴロに仕留めたが、続くベッツから3者連続四球を許すなど二死満塁とし、マンシーに中前に2点適時打を運ばれて先制点を献上。暴投やピッチクロック違反にも苦しんだ。2回に一死二塁から再び大谷を迎えると、初球の真ん中に入ったカットボールを右前にはじかれ追加点を許し、ここで降板となった。

制球難はもちろん、直球にも威力がなかった。この日の平均球速は93・5マイル(約150キロ)で、昨季の平均球速95・7マイル(約154キロ)から4キロも下回っていた。メンドーサ監督は「多くのボールは手に負えないものだった。特にスプリットは競争力のない球だった」と肩を落とした。

右肩の故障で開幕から故障者リスト入りした千賀は7月26日(同27日)のブレーブス戦で今季初登板。6回途中2失点と好投したが、試合中に右ふくらはぎを痛めて降板した。結局、レギュラーシーズンの登板はこの1試合に終わったが、5日(同6日)のフィリーズとの地区シリーズ第1戦に先発として抜てきされ、先頭打者本塁打を浴びたが2回を1失点にまとめた。

9日(同10日)に地区シリーズを終えたメッツはこの日まで3日の休養があり、8日(同9日)のフィリーズ戦で8回途中1失点と好投したエース左腕のショーン・マナイアを中4日で先発させるという選択肢もあった。しかし、マナイアは14日(同15日)の第2戦での先発が決定。今季12勝をマークした左腕を差し置き、〝病み上がり〟の千賀をあえて投入した起用法に、地元ニューヨークでは非難の声が上がっている。

元ニューヨーク・デイリーニュースのゲイリー・マイヤー記者は自身のXに「千賀を先発させたことで、彼のチームの生命力が全てを奪われてしまった。誰がその決定を下したのか興味がある。彼はそうするように言われたのか、それとも彼の考えだったのか? マナイアはフィリーズ戦でライトアウトされ、今夜は通常の休養で先発する予定だった」と投稿。ニューヨークのラジオ局「WFAN」のサル・リカータ氏もXに「千賀第1戦の先発は他の全員が通常または余分な休息を取っているため、意味がなかった。トリクルダウン効果は、事態をさらに悪化させる可能性がある」とつづった。

「NJ・com」も「メッツが第1戦で千賀を起用するという決定は、シリーズを決定づけるものになるかもしれないし、少なくとも『なぜ?』という単純な疑問を提起するものかもしれない」と報じるなど、各メディアは千賀を初戦に抜てきした首脳陣の考えが理解できない様子。とにかく、メッツの選択は完全に裏目に出てしまった。

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