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【卓球】張本美和 50年ぶりの団体金決めた孫穎莎戦は〝開き直り〟で逆転「もう勝てないから」

東スポWEB / 2024年10月15日 17時35分

張本美和

卓球女子でパリ五輪代表の張本美和(木下グループ)は〝開き直り〟の境地で快挙達成につなげた。

13日に閉幕したアジア選手権女子団体決勝で、日本は中国を3―1で下して金メダル。張本は第1試合で同4位の王芸迪に3―2で白星を収めると、優勝に王手を懸けた第4試合では同1位の大エース・孫穎莎に3―2で勝利を飾った。15日には羽田空港へ帰国し「びっくりしている。もちろん試合前も準備したり勝つ気持ちで挑んでいたが、まさか本当に2試合も勝つことができるとは思っていなかった。そこは少しは成長できた部分かなと思うし、チームの勝利に貢献できてすごくうれしい気持ちでいっぱい」と笑みを浮かべた。

中国を破っての頂点取りは1974年の横浜大会以来、50年ぶりの偉業。第4試合の孫穎莎戦は0―2とリードを許す苦しい展開で「あの試合は正直半分ぐらいはあきらめちゃっている気持ちも正直あった」と明かす。それでも「3ゲーム目のタイムアウト後からは、もう勝てないから好きにやろうという気持ちでいった」と吹っ切れたという。

タイムアウト時にはチームメートなどにアドバイスをもらったが「本当に何で思いついたのか分からないけど、サーブもガラっと変えた。本当にあの時にパッと考えが変わったというか、そこが勝因につながった感じ」と自らの意思に沿ったプレーを敢行。「サーブを持った時ぐらいに急にあ、やってみようというような感じだった。その考えが急にきたときはベンチのみなさんには少し申し訳ない気持ちというか、せっかくいいアドバイスをしていただいたのにという感じだったけど、でも負けるんだったらと自分の意志をちょっと優先してしまった」と苦笑いしながら振り返った。

悲願達成の立役者となるも、周囲への感謝も忘れていない。「やっぱりチームみんなで勝ち取った金メダルだと思うので、本当に誰かが欠けていたら取れなかった金メダル」。一つひとつのピースが重なり合ったからこその頂点取りだった。

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